あおば日記
◆ あおば日記
新学期
2022-04-16
今年は、例年になく大雪に見舞われた冬となりました。そうした雪に覆われた寒い冬もようやく終わり、待ち望んでいた春が訪れました。園内の桜もきれいに咲き、子ども達も新学期を迎えました。
4月に入って新たに進学する子は、真新しいカバンを貰い、新生活への期待に胸を膨らませているようで爽やかな笑顔を見せていました。新しい制服に身を包んだ子ども達を見ると、心なしか背も伸びたように感じ、少し大人になったような気がします。
子ども達も、それぞれ新生活を迎えています。
ピカピカの小学1年生は、幼稚園では車での登園でしたが、小学生になったら頑張って自分の足で歩いて登下校しています。入学した当初は、帰ってくるなり玄関先で疲れて寝っ転がる様子もあり、頑張りを感じると共に見ていて微笑ましく思ってしまいます。
中学生も初めての自転車通学です。新一年生達は、春休み中に園庭で一生懸命練習に励んでいました。最初は、慣れない自転車にぎこちなくフラフラとして、あっちに突っ込み、こっちにぶつかりそうになりながらも一生懸命練習していました。
普段はスイスイと一輪車を乗りこなす子ども達ですが、自転車は随分勝手が違うようです。最初は何度となく転びながらも、最近ではようやくコツを掴んだようです。今では元気よく学校に通っています。
高校生はそれぞれバスや電車を乗り継いでの登校に、最初のうちは緊張の面持ちでした。新たな高校での生活や部活動に打ち込み、これまでの中学時代とは違った新しいことへ果敢にチャレンジしている子ども達の様子に、見ている私たちも逞しさを感じています。
そんな春の素晴らしい陽気の中、青葉学園では新入学お祝い会が行われました。
ホームの壁面には、「新入学おめでとう」というお祝いメッセージが書かれ、子ども達にいつもと違う希望と活気がみなぎるのを感じます。
新年度を迎えるにあたって、お祝い夕食会が開かれました。テーブルには、花麩いりの澄まし汁、お刺身、から揚げ、エビフライ、サラダ、ムースデザートが華やかに並びました。笑顔と共に会話も弾みます。
「部活を頑張りたい」「希望の高校入学を果たせるように頑張りたい」「勉強を頑張りたい」「一日も休まないで学校に行きたい」など、新年度の抱負を話してくれました。
子ども達の思いが実りますよう願っています。
雪遊び
2022-02-24
今年は例年になく雪がどっさり積もりました。
屋根からツララが何本も下がり、太陽に当たって光を放ち、思わずクリスタルの世界に引き込まれて目が釘付けになってしまうことも度々あります。
子ども達も大喜びで園庭に飛び出して雪遊びに夢中です。この寒さの中、やっぱり子どもは元気いっぱいです。
そうした子ども達の元気な様子やこどもたちの成長が、私たちの元気の源になって日々生活できるのは嬉しいことだと感じています。
これからもお互いが成長し合って前進していけることを願っています。
楽しい雪遊び!!
2022-01-24
今年は近年にない大雪が続き、大人は連日の雪かき等で疲れ気味ですが、子ども達は逆にたくさん降った雪で大喜びのようです。
週末、子ども達は寒さをもろともせず、元気に雪遊びをしていました。
普段は大きい子達が野球をしているグランドも雪で覆われています。そこに、子ども達が作った小さいかまくらができていました。
近くに寄って行くと、そのかまくらの中で、せっせと何やら作業をする子ども達がいました。
「見てみて!ここから覗けるよ!トンネルになってるの!」と、子どもが遠くから笑顔で声をかけて来ました。
どうやら、かまくらの中を通ってソリ滑りできるようにしようと考えたようです。
「そこをもっと削って。ボクが下をならすから!」
「上をもっと削ったらいいんじゃない?」
「そしたら崩れちゃうよ!」
自分たちなりに工夫して作業する姿は、まるで大工さんのようです。
もう一方では、子どもの一群が雪だるまの作成中。
「オラフみたいにしよう!」と誰かが言うと、さっきまでかまくら作りをしていた子達もみんなで協力して作業を始めました。
「目に使う石を探して持ってきて。」
「鼻は、太い木を刺そう。太いやつだよ。あるかなぁ」
「口はどうしようかな・・枝を並べて笑っている形にしよう」
などと忙しくみんなで動き回っていますが、とても楽しそうです。
「ここからが細かい作業なんだよ」と話す様子は、まるで専門の職人さんのようです。
自分たちで工夫して作ったオラフは、なかなかの自信作のようで、子ども達は満面の笑みを見せていました。
大人には面倒な雪も子ども達にとっては、まさに恵みの雪であったようです。
帰り際に「まだ溶けないといいなぁ・・」とつぶやく子どももおり、子ども達が一生懸命に作った雪だるまやかまくらだけは、少しでも長く形をとどめておいて欲しいと願ってしまいました。
節分
2022-02-12
今年は例年にない大雪が降り、新型コロナウイルスの流行も3年目を迎えました。
コロナ禍第6波の影響で恒例の行事が通常通りできない中、「今年は豆まきできるの?」と子ども達から心配の声も聞こえていました。
例年のように大胆に豆はまけませんが、マスクを着用したまま安全に気を付けて行いました。赤、青、黒など色を塗った手作りの鬼をテーブルに立て、それに向かって心の中の鬼追い払いました。
いろいろ鬼がいる中で「ムリムリ鬼」「プレッシャー鬼」などの鬼も登場していました。
豆をまいて鬼を退治した後は、再びそれらの鬼が現れない様に子ども達と共に頑張ろうと思いました。
「今年の恵方は、北北西だって」と子ども達は数日前か恵方に向かって黙食すると願いが叶うことを確認していました。そして、いざ食べる時になると、美味しくて嬉しくて、ついつい話が止まらない子もいました。
「来年は思いっきり豆まきができるとイイネ」と話しながら日々日差しが明るくなる気配に春の訪れを思いました。
心の鬼を追い出してひと回り大きく成長できるように願っています。
2022年お正月
2022-01-09
新年あけましておめでとうございます。
年末から降り積もっている雪で、真っ白な新年を迎えました。
静かな朝です。
今年は寅年。どんな年になるのでしょう。子ども達が寅のようにたくましく力強く前進していく年になるよう、願いを強められます。
子ども達は、それぞれのホームで朝を迎えました。
前日、年が改まるのを起きて迎えた子達もいて、眠そうな表情も見られましたが、新年会が始まると、園長先生からの新年の挨拶に静かに耳を傾けていました。
その後は、お待ちかねのお年玉の贈呈です。
お年玉でCDやおもちゃを買いたいと思っているようです。
それぞれ「部活動を頑張りたい」「算数に力を入れたい」「風邪をひかないで学校に通いたい」「本をたくさん読みたい」など、今年一年の頑張りたいことを話し、感謝の気持ちを持ちながらニコニコ笑顔でお年玉を受け取っていました。
昼食は、お雑煮とひとりひとりお重に入ったおせち料理をみんなで食べました。普段の食事ではなかなか目にしないような伊達巻や栗きんとんにも、それぞれ意味があることを話題にしながら味わっていました。
年上の子は、既に食材のいわれを知っていて小さい子に教える姿も見られ、微笑ましく思いました。
外は一面の銀世界です。
普段よりも時間がゆったりと流れているように感じられる中、漫画を読んだり、ボードゲームをしたりして、新年を思い思いにゆったりと過ごすことができました。
今年も子ども達が元気で過ごすことができますよう願っています。
◆クリスマス会2023
昨年は建て替えの影響で、リモートで行ったクリスマス会。今年は11月に完成した新しい地域交流ホール「いさごホール」にみんなが集まってクリスマス会を行いました。
そのクリスマス会の最後を締めくくるのは、毎年恒例、子ども達と全職員が参加して行うキャンドルサービスです。
今年の聖歌隊は小学生から中学生までの3名と少ないながら頑張ってきれいな歌声を届けてくれました。
きれいな讃美歌とみんなの手に灯された小さな明かりと共に、心静かに楽しかったクリスマスの幕を閉じることができました。
◆クリスマス会2022
聖歌隊
2023-01-05
青葉学園では、クリスマス会の最後をすべての子どもと職員がキャンドルを片手に講堂に集まり、聖歌隊の歌と厳かな聖書の朗読に耳を傾けてクリスマスの日を締めくくる伝統があります。
しかし、今年は本館の建て替え工事に伴って形式を変え、事前に収録した聖歌隊の歌とクリスマスのお話を事前収録して各ホームで見ながらキャンドルサービスを実施することになり、クリスマスを目前にしたある日の夜、子どもだちの有志によって結成された聖歌隊のメンバーがたんぽぽ館に集まりました。
今年は特に練習の機会が限られる中で練習を重ね、きれいな歌声を届けてくれました。
◆ クリスマス会2021
ハンドベル演奏
ハンドベルの演奏は、以前ご寄附頂いたハンドベルをぜひ活用しようと、数年前からクリスマス会に子ども達から有志を募って演奏会を実施するようになりました。
子ども達は、クリスマス会が近くなると夜間みんなで集まって練習に励み、本番は少し緊張の面持ちでしたが、演奏が終わるとみんなから拍手を貰い、嬉しそうにしていました。
聖歌隊
青葉学園では、クリスマスの日は子ども達と職員全員でロウソクに火を灯してキリストの誕生を祝い、キャンドルサービスでこころ静かに締めくくるという昔から続いた長い伝統があり、聖歌隊もその頃から続いてきています。
聖歌隊も12月に入ると子ども達の主に大きい子の中から有志を募り、夜間練習に励んできました。
本番では、静かにロウソクに火をともし、聖歌隊の歌声を聞きながら、みんなで楽しかったクリスマスに思いを馳せていました。