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あおば日記

◆ あおば日記

十五夜

2024-09-20
 今年の夏はいつまでも暑い日が続きましたが、やっと朝夕は涼しくなり、9月17日には十五夜を迎えました。満月を見られるのは翌日の18日。とはいえ、この日は雲の合間にハッキリと中秋の名月を見ることができました。

 ススキがなかなか手に入らない街中の地域小規模ホームでは、毛糸を利用してススキそっくりの飾りをつくり、十五夜の雰囲気を盛り上げていました。

 男子はあまり興味がないかと思いきや、なんやかんや言いながら団子づくりを楽しんで、みたらし、あんこ、きな粉の3種類の団子が出来上がりました。お見事です!!

 食卓には満月に見立てた “月見バーガー” を中心に、まん丸黄色のとろとろ目玉焼き、こども達の好きなフライドポテト、ゼリーが並びました。自分たちが手伝った食事は美味しさ100倍です!お腹も心も満たされました。

 日常の生活の何気ない一コマですが、子ども時代のほのぼのした思い出こそ大切な宝となるのは間違いないと確信しています。

楽しかった夏季旅行

2024-08-27
 例年ホームごとに一泊二日の “プチ旅” を実施しています。今年も最大限に楽しもうと、それぞれのホームでは頭を突き合わせて「ここがイイかなぁ」「あそこがイイかなぁ」と何度も話し合いを重ねてきました。

 その結果、福島県二本松市のフォレストパークあだたら や サファリパークのほか、ほとんどのホームが宮城県方面に出かけました。

 サファリパークのライオンやヒョウ、シマウマ...etc.
宮城県仙台市・八木山動物公園のゾウ、カバ、キリン...etc.
至近距離で見る動物に「やっぱり大きい!!」と実感。なかなか見ることのできない動物やその動きにくぎづけでした。

 また、八木山動物園に隣接しているベニーランドの大型船アトラクションに乗ったこども達は、左右大幅の振れに、恐怖やら楽しいやらの大絶叫を繰り返しました。

 そのほか、白石城に向かったホームもありました。興味のある子はもちろんのこと、普段それほど関心のなかった子も、歴史を刻んだドッシリとした佇まいに圧倒され、最上階からの壮大な眺めには「天下統一した気持ちにさせられた」と感激していたようです。

 気仙沼漁港に向かったホームは馴染みのある魚やその他の海の幸を見ることができ、また、そこで働く人々の姿を目にし良い学びができたようでした。

 東日本大震災遺構・伝承館に足を運んだホームは、当時、記憶もおぼろげな幼児だったり出生前の子もいます。未曽有の大災害について今まで何度も耳にしてきましたが、スタッフの方の説明と実際にあった爪痕の展示物や映像などに職員は涙し、こども達も「どんなことが起こったか」を真剣な態度で受け止めていました。尊い命や大切なものがあることを実感した貴重な体験となりました。

 日程も場所も違いましたが、それぞれのホームが夏休みならではの楽しさや学びを共有できた有意義なひとときとなり、こども達の良き思い出の1ページとなったようでした。

お楽しみ夕食会

2024-08-23
 夏休みの楽しみのひとつに「お楽しみ夕食会」があります。こども達がワクワクドキドキするようなメニューを例年考えていますが、今年もみんなが大好きなものばかりです。献立表を見て「お楽しみ夕食会だ!」と嬉しそうな反応が連鎖していました。

 ちらし寿司、から揚げ、フライドポテト、サラダ、すまし汁、そして茹でとうもろこし。食材を見ただけでもこども達は大喜びです。「手伝うよ!」と、調理に協力してくれる姿もありました。

 主食のちらし寿司は錦糸卵や絹さや、えび、桜でんぶで飾って華やかにしましたが、男子ホームではその具材でいなり寿司をつくりました。油揚げの中にご飯を詰めるには技術を要します。「あっ!!やぶけちゃった!」というハプニングもありましたが、これもご愛敬。次々と詰めて全部完成させました。

 こども達は「お腹いっぱいだぁ~」と言いながら、お腹も心も満腹感を味わったようでした。
献立を知ったとき、材料を見たとき、一緒につくっているとき、出来上がったとき、食べるとき、どこを切り取っても「お楽しみ夕食会」の一部だったことを嬉しく思いました。それをこども達と共有できたことは、お金で買えない「心の宝」だと感じています。

楽しく学ぼう! 防災教室

2024-08-23
 日本は災害が多い国です。こども達が普段から自分の身を守れるよう、この日は講師のT先生による防災教室が行われました。

 防災教室には幼稚園児から高校生までのこども達が参加しました。グループごとに配られたパネルには大きな川や高い山々、ビルや家など街の様子が描かれています。

 T先生が「もしこの街で災害が起こるとしたら、どんなものがあると思う?」と問いかけると、こども達はパネルをよく見て話し合いを始めました。

 「もしたくさん雨が降ったら、川の水が増えたり土石流が起こるかもしれないよ」「大きな地震が起きたら、高い建物の近くは危ないよ」など、次々と意見が出てきます。

 話し合いながら、私たちの生活には災害がいつどこで起こってもおかしくない事、常日頃から「もし災害が起きたら」と考えることが万が一の時に自分の命を守ることにつながるという事など、楽しみながら学ぶことができました。

 青葉学園では昨年度までにBCP(事業継続計)を策定しました。この地域で起こり得る様々なリスクを事前に想定して、どのような対策をすればよいのかを常に考えています。毎月の避難訓練やこうした機会を通して、大人だけでなくこども達にも防災への意識を持ってもらえたら、と思っています。

 こども達のためにと快く足を運んでくださったT先生に、感謝申し上げます。

夏祭り

2024-08-06
 5月にNPO法人シャロームさんや地域の方々と協力して植えたヒマワリが見事に花を咲かせ、黄色いじゅうたんのように広がっています。

 そんな中、シャロームさん主催による夏祭りが地域交流(いさご)ホールで行われました。ホール内には色々なコーナーが設けられていて、まるでお祭りの縁日の様な雰囲気です。

 できたての焼きそばは、もっちりとした麺がとっても美味しかったです。かき氷はお好みのシロップをかけてもらいました。暑い中で食べるヒンヤリと甘い味は最高です!

 お菓子釣りのコーナーではみんなが本気になって挑戦していました。釣れた時には「やったぁー!」と喜びの声をあげたり、うまくいかなかった時にはくやしい表情をしながらも何度も挑戦したりするこども達の姿がありました。

 アートコーナーには大きな模造紙が用意されていました。こども達は自分の手にインクを付けてそれをスタンプの様に紙に押し付けます。はじめは何もなかったところに少しずつみんなの手形が集まると、最後には手形を花びらに見立てた素敵な花畑が完成しました。

 その他にもマジックショーの時間などもあり、マジックが成功するたびにこども達の歓声があがっていました。

 シャロームさんによって、青葉学園だけでなく地域の方にも参加していただき一緒に楽しさを共有できたことは、夏休みの楽しい思い出になりました。ご協力くださいました皆さま、ありがとうございました。



◆クリスマス会2023

荒野の果てに
 
羊は眠れり
きよしこの夜
まきびとひつじを
神の御子は
 昨年は建て替えの影響で、リモートで行ったクリスマス会。今年は11月に完成した新しい地域交流ホール「いさごホール」にみんなが集まってクリスマス会を行いました。

 そのクリスマス会の最後を締めくくるのは、毎年恒例、子ども達と全職員が参加して行うキャンドルサービスです。

 今年の聖歌隊は小学生から中学生までの3名と少ないながら頑張ってきれいな歌声を届けてくれました。

 きれいな讃美歌とみんなの手に灯された小さな明かりと共に、心静かに楽しかったクリスマスの幕を閉じることができました。

◆クリスマス会2022

聖歌隊

2023-01-05
まきびとひつじを
きよしこの夜
 青葉学園では、クリスマス会の最後をすべての子どもと職員がキャンドルを片手に講堂に集まり、聖歌隊の歌と厳かな聖書の朗読に耳を傾けてクリスマスの日を締めくくる伝統があります。

 しかし、今年は本館の建て替え工事に伴って形式を変え、事前に収録した聖歌隊の歌とクリスマスのお話を事前収録して各ホームで見ながらキャンドルサービスを実施することになり、クリスマスを目前にしたある日の夜、子どもだちの有志によって結成された聖歌隊のメンバーがたんぽぽ館に集まりました。

 今年は特に練習の機会が限られる中で練習を重ね、きれいな歌声を届けてくれました。

◆ クリスマス会2021

ハンドベル演奏

 ハンドベルの演奏は、以前ご寄附頂いたハンドベルをぜひ活用しようと、数年前からクリスマス会に子ども達から有志を募って演奏会を実施するようになりました。

 子ども達は、クリスマス会が近くなると夜間みんなで集まって練習に励み、本番は少し緊張の面持ちでしたが、演奏が終わるとみんなから拍手を貰い、嬉しそうにしていました。

聖歌隊

 青葉学園では、クリスマスの日は子ども達と職員全員でロウソクに火を灯してキリストの誕生を祝い、キャンドルサービスでこころ静かに締めくくるという昔から続いた長い伝統があり、聖歌隊もその頃から続いてきています。

 聖歌隊も12月に入ると子ども達の主に大きい子の中から有志を募り、夜間練習に励んできました。

 本番では、静かにロウソクに火をともし、聖歌隊の歌声を聞きながら、みんなで楽しかったクリスマスに思いを馳せていました。


 
社会福祉法人 青葉学園
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