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あおば日記

◆ あおば日記

外遊び

2024-04-07
 年度末は暖かくなったり急に雪が降ったりと寒暖差が厳しい天候が続きましたが、4月に入り青葉学園の桜も少しずつ蕾がふくらみ、あっという間に桜が満開となりました。

 そんな桜にさそわれるかのように冬の間は室内にこもりがちだった子ども達も元気に外に繰り出して遊び始めました。

 運動場では大きい子も小さい子も一緒に野球をしている姿をよく見かけます。小さい子も混ざっていて大丈夫かしら...とそばで見ていると「ボク、チンパン(審判)やる!」「いいよ」と大きい子が優しく面倒をみてあげている微笑ましい場面もありました。そして、小さい子も見よう見まねで大リーガーの大谷選手のフォームを真似て、なかなかサマになっています。未来の野球選手の誕生が楽しみです!

 中庭では「見てて!」と言ってなわとびを披露していると、それを見ていた別の子も、自分もできる!とばかりになわとびを披露し始めました。みんなに褒められるととても得意気です。

 また別のところでは、座って回れる遊具にぶら下がりクルクルッ!カメラを持っているのを見るとニコニコと「撮れた?」と言って更にクルクル回って見せてくれました。

 子ども達はみんな春の良い景色と心地よい天気を楽しむかのようにボール遊びやブランコなど、思い思いの遊びをしていて楽しそうです。

 園には幼稚園生から高校生まで、年代は様々ですが、みんな仲良く遊んでいる光景は微笑ましくもあります。また、きれいな桜の下を元気よく走り回る子ども達の姿には私たち職員も心弾むような気持になり嬉しくなります。

 子ども達には存分に生き生きとした春を楽しみ、すくすくと育ってほしいと願っています。

春休み

2024-04-01
 寒い冬からやっと日差しにほんのちょっとだけ春のあたたかさを感じる今日この頃です。待ちに待った春休みがやってきました。その様ななか小学生から高校生のホームでは、みんな一緒に楽しく遊ぶ様子が見られました。

 昔からある「定規戦争」と名の定規を机から落とし合う遊びがあるようで、ケラケラ笑い声をあげながら職員も一緒に盛り上がりました。たまに熱くなりすぎることもあったり...

 おやつに出たチーズハットグ。誰が一番長く伸ばせるか楽しみながら食べました。猫舌の子はなかなかチーズまでたどり着けず「熱い!全然チーズにいかない」と苦戦していました。食べ終えると「美味しかった!」と満足そうにニコニコの笑顔をもらえました。

 特別なイベントではないのですが、何気ない穏やかな光景に皆の心がほっこりします。この様な「子どもが子どもらしく楽しめる生活」の積み重ねが実は成長過程に必要で大切なことなのでしょう。このひと時が子ども時代の良き思い出の一つになればと思っています。

ひな祭り

2024-03-08
 いよいよ令和5年度の最後の月『弥生』に突入し、春の節句『雛祭り』を迎えました。

 玄関に飾られたお雛様の表情は奥ゆかしく柔和で、優しさが満ちあふれています。

 眺めていると丸ごと包まれたようで心が和やかになってきます。

 子ども達も足を止めて、お雛様と目と目をあわせて、頭を優しくなでたりしてひな人形がかもし出す雰囲気を楽しんでいる様子が見受けられ、微笑ましく思います。

 お雛様を見ていた小学校低学年の男の子たちに「これは、お雛様とお内裏様の結婚式なんだよ」と教えると、それを聞いた男の子が「じゃあ、僕がお内裏様ね!で、〇〇お姉さん(職員)がお雛様!」と言ってニコニコ。それを聞いていた別な男の子も負けじと「僕もお内裏様で、〇〇お姉さん(職員)がお雛様ね!」と勢いよく話し、大好きなお姉さん(職員)と自分をお雛様とお内裏様に重ね合わせて嬉しそうに話す姿が、とても可愛らしく思いました。

 青葉学園では、正面玄関だけでなく、女の子のホームでもひな人形が飾られています。そして、3月3日は全ホームで夕食は雛祭りメニューとなり、女の子たちの健やかな成長を皆で願いながら、いつもとちょっと違う夕食を楽しみました。

 日本のひとつひとつの行事を思う時、子ども達の健やかな成長を願う行事が多いと感じます。

 青葉学園は子どもの健やかな成長を願う場所です。言葉で言わずとも行事を通して、子ども一人一人が「大事にされていること」「すこやかな成長を見守られていること」が伝わって、それを土台にして社会の大空に力強く旅立っていけることを願わずにはおれません。

 青葉学園の一人一人の子どもの健やかな成長を願う多くの支援者の方々にも、この場を通して心からの感謝をお伝えしたいと思います。本当にありがとうございます。

節分

2024-03-01
 2月3日は節分でした。

 気温はまだ低いながらも、どこか春の気配を感じて心が躍る今日この頃です。

 さて、今年の恵方はというと、北北東とのこと。

 子ども達は、もうすぐ迎える進路決定や進級などの変化に期待と不安のドキドキ感の中にあります。

 黙って恵方を向いて恵方巻を食べると願いが叶うとの言い伝えを信じて「話しかけないでね。今、願い事して食べるから」「何をお願いしようかなぁ」と叶えたい夢を小学生から高校生まで、それぞれが真剣に考えている姿が微笑ましく思えました。

 恵方巻は、とても美味しく、「もっと食べたい」との声も聞かれ、みんなで喜んで食べました。

 恵方巻を自分で作った子ども達は、願いが叶う確率が高くなるのでしょうか??

 子ども達みんなの願いが叶って、笑顔の連鎖を見てみたい気持ちにかられます。

 そして、豆まきです。追い出したい自分の「心の鬼」をひとりひとり考えながら、みんなが平和に暮らせるように「豆」を食べました。

 世界中が平和に満たされることを切に願います。

 

 

青葉学園のアイドル 金魚ちゃん

2024-02-19
 青葉学園の事務室前には、2匹の金魚たちが住む水槽があります。

 子ども達は、何かの用事で事務室に来ると、水槽の前で飽きることなく金魚達を見つめています。

 青葉学園の金魚達は、びっくりする程人懐っこく、誰かが来るたびに水槽の縁まで寄ってきては嬉しそうにヒレをヒラヒラさせて、まるで「なになに?遊んでくれるの?ごはんくれるの?」「遊んで!遊んで!」と言っているかのようです。

 子ども達も、そんな金魚達を愛おしそうに指で水槽に触れると、金魚も水槽越しに子どもの指をツンツン。お互いに見つめ合う金魚と子ども達は、言葉を交わさずとも、まるで会話をしているかのようです。

 そんな金魚は、子どもだけでなく、大人にとってもアイドル的な存在です。太陽の日の光の中を優雅に泳ぐ人懐っこい金魚の姿に、子どもだけでなく職員や訪ねていらしたお客様までもが癒されています。

 そんな青葉学園の金魚がいつからいたのか、はっきりしたことは分かりませんが、およそ20年ぐらい前からのようです。

 元々は、旧本館前の小さな池の中に金魚達は住んでいました。たまたま頂いた金魚が元となり、それから何度か頂いたり、買ってきたり、自然に孵化して育ったり・・そうこうしているうちに、いつしか青葉学園に金魚が定着していったようです。

 建て替え前、池で金魚を飼っていたときには、学校帰りにじっと金魚を見つめている子がいました。浅い池だったからよかったのですが、たまに金魚に集中しすぎて池に落っこちてしまった子もいたくらいです。

 特に休みの日になると「金魚のエサちょうだい!」と子ども達が入れ代わり立ち代わりやってきて、金魚達は朝昼晩に三時のおやつまで。子ども達は、自分があげたエサを金魚が食べてくれる姿を見るのが嬉しくて仕方がなかったようです。

 残念ながら先に金魚にエサをあげた子がいたと知ると「じゃあ、次のエサは予約ね!」と言って帰る子もいました。または、どうしても金魚にエサをあげたくて「金魚さん、口をパクパクさせて、まだ食べたそうだよ!きっとまだお腹が空いているんだよ!」と食い下がる子もいました。本当に金魚達は子ども達から愛されているんだなぁと思います。しかし、子ども達の愛情のおかげか、青葉学園の金魚達は、一見すると到底金魚に見えないくらい大きく育っています。

 残念ながらたくさんいた金魚も長年外で飼っていたため、いつしか病気やら何やらで少なくなり、今では2匹だけとなってしましました。

 しかし、本館の建て替えと共に立派な水槽を準備してもらい、今では完全な箱入り娘(息子?)です。これまでのような外での環境と違い、温度や水質、ご飯の量など健康面でもしっかり管理してもらって、多分金魚達はかなりご高齢とは思いますが、今も元気に過ごしています。

 そんな金魚達は、建て替えが終わるまでは、しばらく子ども達とは離れて職員と共に仮の事務室にいましたが、職員が仕事をしていて自分達を見てくれないと思うといきなり水をバシャン!時々、そんな悪戯もしていました。

 やっぱり生き物は飼い主に似るのかなぁと思うほど、金魚ながら立派なあおばっ子です。

 今は子ども達が見てくれるので満ち足りているのでしょう。そんな悪戯はなくなり、たまに水草を引っ張って抜いて遊ぶくらいです。本当に子どもみたいでかわいいなと思います。

 今日も子ども達が金魚にバイバイすると、金魚も一緒になってヒレでバイバイ。

 そうした子ども達と金魚の交流する姿が、何だかとっても微笑ましく思えます。

 金魚達がいつまでも元気で、青葉学園のアイドルであり続けてくれることを願っています。



◆クリスマス会2023

荒野の果てに
 
羊は眠れり
きよしこの夜
まきびとひつじを
神の御子は
 昨年は建て替えの影響で、リモートで行ったクリスマス会。今年は11月に完成した新しい地域交流ホール「いさごホール」にみんなが集まってクリスマス会を行いました。

 そのクリスマス会の最後を締めくくるのは、毎年恒例、子ども達と全職員が参加して行うキャンドルサービスです。

 今年の聖歌隊は小学生から中学生までの3名と少ないながら頑張ってきれいな歌声を届けてくれました。

 きれいな讃美歌とみんなの手に灯された小さな明かりと共に、心静かに楽しかったクリスマスの幕を閉じることができました。

◆クリスマス会2022

聖歌隊

2023-01-05
まきびとひつじを
きよしこの夜
 青葉学園では、クリスマス会の最後をすべての子どもと職員がキャンドルを片手に講堂に集まり、聖歌隊の歌と厳かな聖書の朗読に耳を傾けてクリスマスの日を締めくくる伝統があります。

 しかし、今年は本館の建て替え工事に伴って形式を変え、事前に収録した聖歌隊の歌とクリスマスのお話を事前収録して各ホームで見ながらキャンドルサービスを実施することになり、クリスマスを目前にしたある日の夜、子どもだちの有志によって結成された聖歌隊のメンバーがたんぽぽ館に集まりました。

 今年は特に練習の機会が限られる中で練習を重ね、きれいな歌声を届けてくれました。

◆ クリスマス会2021

ハンドベル演奏

 ハンドベルの演奏は、以前ご寄附頂いたハンドベルをぜひ活用しようと、数年前からクリスマス会に子ども達から有志を募って演奏会を実施するようになりました。

 子ども達は、クリスマス会が近くなると夜間みんなで集まって練習に励み、本番は少し緊張の面持ちでしたが、演奏が終わるとみんなから拍手を貰い、嬉しそうにしていました。

聖歌隊

 青葉学園では、クリスマスの日は子ども達と職員全員でロウソクに火を灯してキリストの誕生を祝い、キャンドルサービスでこころ静かに締めくくるという昔から続いた長い伝統があり、聖歌隊もその頃から続いてきています。

 聖歌隊も12月に入ると子ども達の主に大きい子の中から有志を募り、夜間練習に励んできました。

 本番では、静かにロウソクに火をともし、聖歌隊の歌声を聞きながら、みんなで楽しかったクリスマスに思いを馳せていました。


 
社会福祉法人 青葉学園
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