あおば日記
◆ あおば日記
雪遊び
2024-01-26
この冬は、なかなか雪が降りませんでしたが、1月25日とうとう雪が降りました。
子ども達は、この日を待ちかねていたようで、学校から帰ってくるとランドセルを置くや否や、早速雪かき道具を手にして運動場に数名の子ども達が集まってきました。
風の強い日で、外はかなり吹雪いていましたが、そんな天気も何のその・・雪を前にした子ども達には全く関係ないようです。子どもは風の子とはよく言ったものです。
これまでも僅かに降った貴重な雪をかき集めて雪合戦を始めるほど、雪を心待ちにしていた子ども達です。待ってましたとばかりに、みんなでそり滑りの準備を始めました。
流石にまだそり滑りには雪が少ないようにも見受けられましたが、子どもに言ったら「大丈夫だよ!滑れるから!」と力強い言葉が返ってきました。そして、何とか周囲の雪をかき集めて、協力して雪を敷き詰めてそり滑りスタート!!
見ていると大きい子が小さい子のソリを押してあげたり、優しくアドバイスをしてあげる様子などもあり、微笑ましく思いました。仲良く自分達で滑る順番を交代しながら楽しんでいました。
大人にとっては、何となく少し気の重い気がする雪の日ですが、子ども達にとっては待ち遠しいもののようです。
雪が降ると、いつもどこからか雪玉が飛んできて雪合戦が始まります。これからの時期、園内を歩く際には要注意ですが、それもまた楽しい雪の風物詩かもしれません。
今年は暖冬とのことですが、この冬は何回雪遊びが出来るでしょうか?今のうちに、子ども達には雪遊びを十分に楽しんで欲しいと思っています。
ある日の出来事
2024-01-26
青葉学園では、少しでも家庭的な生活をとの配慮から数年前から集団給食ではなく、各ホームで職員が調理することにしています。
そんな中、ある日の昼食での出来事です。
その日の昼食はラーメンだったそうですが、その味が殊の外気に入った小学生の男の子。
是非とも美味しいラーメンを作ってくれた会社の人にお手紙を書きたいと、職員に見てもらいながら慣れないながらも一生懸命お手紙を書いたそうです。
「もっとたべたかったけど、(ラーメン2杯食べて)おなかがたぬきみたいになっちゃったので、たべれなかったです。」とのこと。
その話を聞いて、よっぽど美味しかったんだなぁと微笑ましく思うと同時に、美味しいラーメンを作ってくれた人にどうしてもお礼を言いたいと思う子どもの優しい気持ちがとてもい嬉しく感じました。また美味しいラーメンが食べられるといいね!!
青葉学園には、大型遊具のある中庭や子ども達が野球などを行う運動場があります。子ども達は、遊具で遊んだり、ボールで遊んだり、みんな思い思いに遊んでいます。
そんなある日、園内を歩いていると、ふいに声をかけられました。でも、見渡しても姿はありません。
どこだろうとキョロキョロ見ていると「ここだよ。」と楽しそうな声。
声がした方を見ると木登り中の子どもの姿が見えました。
「気づかなかったよ~」と伝えると上手く隠れられた子どもは上機嫌。
「僕、お猿さんだよ~!写真撮って」とニコニコ。
不意に現れた園内の可愛いお猿さんがとっても可愛いなぁと思いました。
また園内の別な場所でのこと・・
最近、一部の子ども達が熱中しているのはスケートボードです。なかなか難しいようですが、ヘルメットを着けて一生懸命練習しているところに通りかかりました。
すると、ある男の子がニコニコしながら駆け寄ってきました。「僕、もうできるんだよ!写真撮ってよ!!」と頼んできました。自分の勇士を写真に撮って欲しかったようです。
ちょっとヨロヨロはしていますが、大きく手を広げ、何とかバランスをとって少し進むことが出来ました。
何度も何度も練習して、少しずつ上達したんだろうと思うと、その子の嬉しそうな様子をみて、なんだかこちらまで嬉しくなりました。これから先も、色々なことに諦めずにチャレンジして欲しいなと心から願っています。
子ども達は、寒くてもとても元気いっぱいです。さて、今日はどんな遊びをするのでしょうか?
お正月行事
2024-01-12
2024年、新年を迎えました。
各ホームの玄関には松竹梅の生け花が飾られています。
お正月の恒例メニューであるお節料理も協力してみんなで盛り付けました。
松竹梅とお節料理に込めらている日本の伝統文化に育まれた希望に満ちた一つ一つの思いが身に沁みます。
困難があってもそれを土台にして、希望に向かって子どもも職員も前進して参りたいと思います。
日本人の中で代々受け疲れてきたものをひと口ひと口噛み締めながら深い願いをも味わっていました。
そして、子ども達のお正月の大きな楽しみは『お年玉』です。
黒沢施設長が各ホームをまわり、お年玉と一緒に持ってきてくれたのは、なんと施設長手作りの『お煮しめ』でした。
レンコン、大根、昆布、ゴボウ、里芋、煮卵などが並んでいます。
「出汁の他に醤油、みりんを同量入れて・・」との施設長の言葉に「えっ?これ園長先生が自分で作ったの?うわぁ~すごい!!」と、みんな新鮮な驚きと同時に自分達にも食べさせたいと思って作ってくれている姿を思い浮かべていました。
そして、ほのぼのとした幸せ感を感じつつ、「美味しい!!」と言ってキレイに完食したのでした。
このように心温まる美味しいおせち料理を頂いて、一年の始めを迎えました。
さらに、青葉学園から12キロ程離れた中野不動尊へ初詣に出かけておみくじを引いてきました。
「大吉だった!」「私は中吉だったよ!」と声が飛び交い、恋愛運も気にしている姿も垣間見えました。
1月7日には、お正月でご馳走をたくさん食べて疲れた胃を休めるために食べるとされている七草粥を食べました。
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ。これら7種類の野菜を入れたものを食べて無病息災を願う風習とその思いを子ども達は受け止めながら楽しく食事をすませました。
そして、今年も健やかで心和やかに一年を過ごし、目標に向かって大地を踏みしめながら前進できることを職員一同願っています。
クリスマス会
2024-01-05
雪の降らない暖かい日々の中で、クリスマスを迎えました。
12月になって綺麗に飾られたクリスマスツリーを見ながら子ども達は楽しみにしてきました。
今年はリニューアルしたばかりの創設者(三尾砂)の名にちなんだ地域交流ホール「いさごホール」で行われました。
みんなウキウキしながら集まってきました。
一番の楽しみのサンタさん・トナカイさんの登場です!
プレゼントの中身を想像して、子ども達の心臓がバクバクしている様子や、中身を開いて完成を上げている様子を職員達はいとおしそうなまなざしで見守り、共に喜び合う姿がありました。
ビンゴゲームでは、数字発表に聞き耳を立て食い入るようにビンゴ用紙の数字を見て「オッ!あった!!」「あ~惜しい~」「よ~し、あとこの数字さえ出れば」「やったぁ~、ビンゴ!!」と子ども達が敏感に反応して思い思いの声がホール全体に響き渡りました。
すべての子ども達にものすごい集中力が備わっていることに安堵感を覚えた次第です。
打って変わって恒例のキャンドルサービスでは、開かれた聖書から常務理事によるキリスト誕生の講話があり、クリスマスを祝う本当の意味を静かに厳かな雰囲気で聞き入りました。
有志の子ども達による聖歌隊が讃美歌を歌う中、灯されたキャンドルの光の輪が1つになり暗闇の中の光を通してキリストのご存在に思いを馳せました。
各ホームでは、いつもと違うクリスマスメニューに大喜びです。
美味しいご馳走に舌鼓を打ち、話しに花が咲きました。
未だにコロナ・インフルエンザがはびこっている中、みんなでクリスマス会を開くことが出来たことを嬉しく思います。
クリスマスを控えて、子ども達に思いを寄せて温かなご支援くださった皆様、本当にありがとうございました。
あおばクルミ
2024-01-05
青葉学園の運動場の片隅に、オニグルミの木が植えてあります。
ふと上を見上げるとたくさんの大きな実がたわわになっており、調べてみるととっても美味しいとされるオニグルミという品種でした。
あとで聞いたところによると、昔、2代目園長(三尾八郎)の時代に山からリスが渡ってくるようにとたくさんのクルミの木を青葉学園の周りに植えたそうです。昔はそのクルミをみんなで食べていたようですが、長らくクルミを取って食べることはしていませんでした。
そこで、せっかくだから今年はクルミを取って食べよう!とクルミの処理の仕方などもネットで調べ、秋になるのを心待ちにしていました。
そして、いよいよ、青葉学園でもクルミの実がたくさん地面に落ち、収穫の時となりました。
まず、最初に職員で試しにクルミを拾って洗っていると、子どもたちが何をしているのかと寄ってきました。
「それ、食べれるの!」「どうやって?」「この殻って、割れるの?」と興味津々です。
それから、何人かの子ども達を誘ってクルミを拾いに行きました。たくさん、何か実が落ちているのは知っていたものの、それがクルミで食べられるとは思っていなかったようです。
地面に落ちていたクルミは、実が腐って固い殻が見えているものが多かったのですが、実が少しついているものは、足などで踏んで、上手に中身を取り出します。
「なんか手で触るとベタベタするよ」「あっ、あっちにもある!」などと話しながら、たくさんのクルミを拾いました。
拾ったクルミを袋に入れて子どもが持つと、かなり重くずっしりとしています。
背負った姿はまるでサンタさんです。その際にクルミの重さで袋に穴があくハプニングもあり、そこからクルミが落ちる様子は、まるでトトロの映画のワンシーンのようでした。
洗うのも子ども達が手伝ってくれて、クルミについた筋なども上手に取る子もいて、みんなから褒められると得意気な様子でした。
「これで、何か作って道の駅で売ればいいよ!!」などという子もいて、取ったクルミで何を作ろうか夢も膨らみます。すべてのクルミは拾いきれませんでしたが、最終的にバケツ3つ分のクルミが収穫できました。
クルミを干している間も子ども達は「いつ配るの?」「いつ食べるの?」と何度か聞いてきて、初めてのクルミをどうやって食べるのか気になっていたようです。
クルミは栄養満点で、クルミの殻も調べると園芸だったり、手芸だったり、色々なことに使えるようです。これからクルミの収穫も恒例行事になるのでしょうか?
その後、洗ったクルミを一度干して乾燥させてから各ホームに配りました。クルミの殻をむくのは、大変ですが、みんなはクルミで何を作るのでしょうか?クルミの殻の剥き方もこれから工夫が必要かもしれません。
※後日談
あるホームではホットケーキミックスとたくさんのクルミを混ぜて炊飯器を使ったケーキを作ったそうです。また、クルミの殻は子ども達がピンクッションを作ったり、中にちょっとした飾りつけをするなどしてプチギフトに。さらに、クルミの殻は乾燥を防いでくれ、ウッドチップの代わりにもなるようで、一部花壇にも撒きました。使い方はまだまだ広がりそうです。
◆クリスマス会2023
昨年は建て替えの影響で、リモートで行ったクリスマス会。今年は11月に完成した新しい地域交流ホール「いさごホール」にみんなが集まってクリスマス会を行いました。
そのクリスマス会の最後を締めくくるのは、毎年恒例、子ども達と全職員が参加して行うキャンドルサービスです。
今年の聖歌隊は小学生から中学生までの3名と少ないながら頑張ってきれいな歌声を届けてくれました。
きれいな讃美歌とみんなの手に灯された小さな明かりと共に、心静かに楽しかったクリスマスの幕を閉じることができました。
◆クリスマス会2022
聖歌隊
2023-01-05
青葉学園では、クリスマス会の最後をすべての子どもと職員がキャンドルを片手に講堂に集まり、聖歌隊の歌と厳かな聖書の朗読に耳を傾けてクリスマスの日を締めくくる伝統があります。
しかし、今年は本館の建て替え工事に伴って形式を変え、事前に収録した聖歌隊の歌とクリスマスのお話を事前収録して各ホームで見ながらキャンドルサービスを実施することになり、クリスマスを目前にしたある日の夜、子どもだちの有志によって結成された聖歌隊のメンバーがたんぽぽ館に集まりました。
今年は特に練習の機会が限られる中で練習を重ね、きれいな歌声を届けてくれました。
◆ クリスマス会2021
ハンドベル演奏
ハンドベルの演奏は、以前ご寄附頂いたハンドベルをぜひ活用しようと、数年前からクリスマス会に子ども達から有志を募って演奏会を実施するようになりました。
子ども達は、クリスマス会が近くなると夜間みんなで集まって練習に励み、本番は少し緊張の面持ちでしたが、演奏が終わるとみんなから拍手を貰い、嬉しそうにしていました。
聖歌隊
青葉学園では、クリスマスの日は子ども達と職員全員でロウソクに火を灯してキリストの誕生を祝い、キャンドルサービスでこころ静かに締めくくるという昔から続いた長い伝統があり、聖歌隊もその頃から続いてきています。
聖歌隊も12月に入ると子ども達の主に大きい子の中から有志を募り、夜間練習に励んできました。
本番では、静かにロウソクに火をともし、聖歌隊の歌声を聞きながら、みんなで楽しかったクリスマスに思いを馳せていました。