青葉学園と地域
◆ 地域の風景は人生の宝
一日に何度この風景を見ても、桃源郷の世界に包まれたように心が満たされ、新鮮な感動を覚えるのが不思議です。
四季折々に農家の方々から頂く愛情の結晶である桃や梨のおいしさを味わいながら、自然の恵み、さらに人々からの温かい心の恵みにも包まれてきました。
◆ 地域とのふれ合い
ひまわりプロジェクト
5月14日、NPO法人シャロームをはじめとした地域福祉ネットワーク、そして、土船地区にお住いの千秋会(老人会)と少年育成会の皆様と青葉学園の子ども達が集まりました。
昨年同様、青葉学園の敷地内にひまわりプロジェクトの種植えをする日です。
前日から雨が降り続き、当日はどうなるだろうと心配していましたが、当日は種植えとしては、畑の水分具合も丁度良く、前日の心配もなんのその・・蓋を開けてみれば暑くもなく寒くもなく、最高のコンディションの中の種植えとなりました。
昨年は、ひまわりプロジェクトも初めての試みで、思うようには上手くいかなかったということもあり、今年はリベンジです!再挑戦に向けて、昨年度の振り返りもバッチリ。JA新ふくしまファームの石橋様のご指導により、今年は素晴らしいひまわり畑ができることと思います。
昨年度同様、神主さんによる神事も子ども達にとっては新鮮で、神主さんが頭を下げると見よう見まねで頭をさげる子どもの姿がとても可愛らしく思えました。
大人たちに混じって青葉学園の子ども代表として玉串を奉納した男の子は、少し緊張の面持ちでしたが、無事大役を終えることができ、誇らしげな様子でした。
種植えには、学校のお友達も来ており、子ども達も大変嬉しそうにしていました。学校のお友達と楽しそうに話したり、遊んだりする子ども達の様子に、普段とはまた違った子ども達の姿が垣間見えて我々職員も嬉しく思いました。
さぁ!いよいよ種植えの開始です。
4つに区画分けされたそれぞれの担当の場所に、紫色の種を撒いていきます。
昨年度の反省を生かし、できる限り浅く穴をあけて種を撒いていきます。
「小指のこれくらいまで穴をあけるんだよ。」
「あんまりギュッと土をかけないでね」
言われた注意事項に気を付けながら、地域のお年寄りの方と一緒に子ども達も種を撒いていきます。
1つの穴に2粒の種。
地域の方が穴を開けて種を入れたところに、機敏な様子で土をかけていく子どももいます。
その脇では、きれいなひまわりの花が咲くように、種植えが終わると子ども達も大人に混ざってセッセと草むしりに励んでいる子ども達の姿がありました。
全ての作業が終わると、子ども達は学校のお友達と一緒に虫探し・・これもまた楽しいひと時であったようです。
きっと参加したみんなの願いを受けて、素晴らしいひまわり畑ができることと思います。
素晴らしい体験を計画してくださったNPO法人シャロームをはじめとする協力者の皆様に心より感謝申し上げます。
通学路の雪かき
昨年末から福島市では、近年にない大雪が続き、青葉学園の周辺もすごい雪に覆われています。そんな中、長いように思われていた冬休みもあとわずか。もうすぐ始業式を迎えます。
そんな冬休みも終盤に近付いた日に、青葉学園の中高生達が揃って普段園の子ども達が使っている通学路の雪かきをしてくれました。
今までは、地域の方々が子ども達の通学のために除雪してくださっていましたが、自分達も使う通学路です。自分達も協力できないかと中高生の男の子たちに声をかけたところ、快く引き受けてくれました。
中高生と職員数名で雪かき道具を持って出発です。
数人では大変だと思われた雪かきも、力強い中高生の男の子たちが力を合わせて雪かきをすると、あっという間にきれいにすることができました。
これで新学期、子ども達も安全に通学できることでしょう。
雪かきを手伝ってくれた中高生もきっと疲れたと思いますが、雪かきを終えて清々しさも見せ、ご褒美のジュースを飲みながら良い笑顔を見せていました。
いざとなるとたくましい子ども達の一面が見れて、私たち職員も改めて感心させられました。