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青葉学園と地域

◆ 地域の風景は人生の宝

 青葉学園を取り巻く土船地域は、吾妻連峰を臨む穏やかな曲線をおりなす盆地となっています。

 正面玄関を出るとすぐに、桃畑、梨畑が両側に広がっています。春には、それはそれは見事なピンクの桃の花、白色の梨の花が、まるで絨毯のように見渡す限り広がります。

 一日に何度この風景を見ても、桃源郷の世界に包まれたように心が満たされ、新鮮な感動を覚えるのが不思議です。

 花々は、やがて小さな実をつけ、休むことなく日々少しずつ大きくなり、やがてその時が来ると立派に色づいた瑞々しい桃や梨の実がたわわになっているのを日々楽しむことが出来ます。

 そのかたわらに、いつも農家の方々の働く姿を目にします。その成長の摂理を毎日自然な形で体験しながら、子ども達の心も同時に育まれているのを感じています。

 四季折々に農家の方々から頂く愛情の結晶である桃や梨のおいしさを味わいながら、自然の恵み、さらに人々からの温かい心の恵みにも包まれてきました。

◆ 地域とのふれ合い

ひまわりプロジェクト

2022-05-14

5月14日、NPO法人シャロームをはじめとした地域福祉ネットワーク、そして、土船地区にお住いの千秋会(老人会)と少年育成会の皆様と青葉学園の子ども達が集まりました。

 

昨年同様、青葉学園の敷地内にひまわりプロジェクトの種植えをする日です。

 

前日から雨が降り続き、当日はどうなるだろうと心配していましたが、当日は種植えとしては、畑の水分具合も丁度良く、前日の心配もなんのその・・蓋を開けてみれば暑くもなく寒くもなく、最高のコンディションの中の種植えとなりました。

 

昨年は、ひまわりプロジェクトも初めての試みで、思うようには上手くいかなかったということもあり、今年はリベンジです!再挑戦に向けて、昨年度の振り返りもバッチリ。JA新ふくしまファームの石橋様のご指導により、今年は素晴らしいひまわり畑ができることと思います。

 

 昨年度同様、神主さんによる神事も子ども達にとっては新鮮で、神主さんが頭を下げると見よう見まねで頭をさげる子どもの姿がとても可愛らしく思えました。

 

 大人たちに混じって青葉学園の子ども代表として玉串を奉納した男の子は、少し緊張の面持ちでしたが、無事大役を終えることができ、誇らしげな様子でした。

 

 種植えには、学校のお友達も来ており、子ども達も大変嬉しそうにしていました。学校のお友達と楽しそうに話したり、遊んだりする子ども達の様子に、普段とはまた違った子ども達の姿が垣間見えて我々職員も嬉しく思いました。

 

 さぁ!いよいよ種植えの開始です。

 

 4つに区画分けされたそれぞれの担当の場所に、紫色の種を撒いていきます。

 

昨年度の反省を生かし、できる限り浅く穴をあけて種を撒いていきます。

 

「小指のこれくらいまで穴をあけるんだよ。」

 

「あんまりギュッと土をかけないでね」

 

言われた注意事項に気を付けながら、地域のお年寄りの方と一緒に子ども達も種を撒いていきます。

 

1つの穴に2粒の種。

 

地域の方が穴を開けて種を入れたところに、機敏な様子で土をかけていく子どももいます。

 

その脇では、きれいなひまわりの花が咲くように、種植えが終わると子ども達も大人に混ざってセッセと草むしりに励んでいる子ども達の姿がありました。

 

全ての作業が終わると、子ども達は学校のお友達と一緒に虫探し・・これもまた楽しいひと時であったようです。

 

きっと参加したみんなの願いを受けて、素晴らしいひまわり畑ができることと思います。


ひまわりの花ことばは「ずっとあなたを見ています」だそうです。とっても素敵です。

 

素晴らしい体験を計画してくださったNPO法人シャロームをはじめとする協力者の皆様に心より感謝申し上げます。


通学路の雪かき

2022-01-09

 昨年末から福島市では、近年にない大雪が続き、青葉学園の周辺もすごい雪に覆われています。そんな中、長いように思われていた冬休みもあとわずか。もうすぐ始業式を迎えます。

 

 そんな冬休みも終盤に近付いた日に、青葉学園の中高生達が揃って普段園の子ども達が使っている通学路の雪かきをしてくれました。

 

 今までは、地域の方々が子ども達の通学のために除雪してくださっていましたが、自分達も使う通学路です。自分達も協力できないかと中高生の男の子たちに声をかけたところ、快く引き受けてくれました。

 

 中高生と職員数名で雪かき道具を持って出発です。

 

 数人では大変だと思われた雪かきも、力強い中高生の男の子たちが力を合わせて雪かきをすると、あっという間にきれいにすることができました。

 

 これで新学期、子ども達も安全に通学できることでしょう。

 

 雪かきを手伝ってくれた中高生もきっと疲れたと思いますが、雪かきを終えて清々しさも見せ、ご褒美のジュースを飲みながら良い笑顔を見せていました。

 

 いざとなるとたくましい子ども達の一面が見れて、私たち職員も改めて感心させられました。



『ヒンメリ』ワークショップ

2021-12-18
 11月23日、地域ネットワーク事業のひとつとして『ヒンメリ』づくりのワークショップがひらかれました。

 『ヒンメリ』というのは、麦わら素材を使ったモービルで、フィンランドの冬至祭(ヨウル)で飾られるようになったものが、いつしかクリスマスのオーナメントとしても飾られるようになったものです。

 スウェーデン語の『空』や『天』を意味するHinmmelが由来だそうです。基本形は8面体ですが、今回は三角錐の形にして、中にシーグラスを吊るしたものを子ども達のために考えて下さいました。

 講師は、淡路島在住の「台所の魔法使い」煙山昭子さんです。

 材料は煙山さんが育てた大麦の藁を同じ長さに切ったもの6本と、煙山さんが淡路島の海で拾ったシーグラスとワラを繋げる糸です。

 子ども達は、まず魔法使いの姿をした煙山さんに驚き、緊張していた顔がほころびました。そして、ナゾの『ヒンメリ』にドキドキしながら取り掛かります。

 ちょっと押したらつぶれそうな柔らかいワラでしたが、つぶさず慎重に扱っていました。藁を3本通して三角形にし、いったん糸を縛ります。

 「しばれな~い」「むずかし~い」「きゅっとならなくて緩んじゃう」

 一緒にいた職員や煙山さん、アシスタントの新関さんに手伝ってもらって悪戦苦闘。

 一度できるようになったら次は、割とスムーズにできるようになりました。

 平たい形があっという間に立体になり、驚くやら喜ぶやら。好きなシーグラスを繋いで出来上がり。

 「麦わらの中には“妖精さん”が住んでいて、願い事を叶えてくれますよ」とのお話しに、「大切に飾ろう」「どんなお願いをしようかな?」とニコニコ顔になりました(中には「妖精って何?」という子もいたので、職員が分かりやすく説明していました)

 『食』の大切さのお話しもして頂き、大変楽しく学び、作ることができた一日でした。


すくすくキャンプに参加したよ!

2020-03-13
 「国立磐梯青少年交流の家」主催のすくすくキャンプに、2月15~16日の両日、小学生17名が5名の職員と共に参加しました。
 
 今回は、スキーやお菓子作りもあるということで、緊張している子、不安を持っている子など、それぞれの思いを持って参加したようです。
 
 他の多くの参加者と共にインストラクターの説明を真面目に聞いて取り組むことが出来ました。
 
 スキーは各レベルに合わせた各班に分かれて練習しています。
 
 滑り方を聞いても、なかなか思うようにできずにくじけそうになりながらも少しずつ滑るコツを覚え、やがてスムーズになってきました。
 
 その度に楽しさも増して、夢中になって大自然の中で体を思う存分に動かすことが出来たようです。
 
 夜には冬の花火をやり、夏とは違う開放感のある楽しさを味わいました。
 
 夕食のバイキングは、気に入った美味しそうな食べ物を大いに楽しみ、話に花を咲かせながら、たらふく食べていました。
 
 フルーツ飴作り、チョコバナナ作りでは、口の周りにチョコをつけながらも楽しんで挑戦しています。
 
 いつもと違うメンバーと同じ部屋で寝る体験もして、今回多くのことを学ぶことが出来た貴重なキャンプとなりました。
 
 最後の最後に、スキーができるようになった子もいて、「楽しかった」「出来るようになった」「また、スキーがしたいな」「また来たいな」とプラス面の言葉が多く語られていました。
 
 日常生活から離れて、掃除も挨拶も気象もスムーズでしっかりとでき、子ども達にとって、すくすくキャンプは良い体験、良い思い出となったことでしょう。

盆踊りでおどったよ!

東日本大震災の影響で中止されたままになっていた地域の『盆踊り』が8年ぶりに再会されました。
 
 地域の皆様からお話を頂き、職員と子ども達25名が参加しました。
 
 会場には、学校のお友達もいますし、夜のお出かけにウキウキした様子が隠せません。
 
 盆踊りは初めての体験でもありました。
 
 踊りの輪に恥ずかしさもあって、中々入れずにいました。
 
 勇気を出して、見よう見まねで両手を交互にかざして輪に混ざり、踊るうちに、すっかり溶け込んで楽しさを満喫している子達の姿が見られました。
 
 打ち上げられた花火は、大変きれいで、真下から見るとこんな形に見えるんだと感激もひとしおでした。
 
 小雨が降りだし、残念でしたが、お土産に大好きなお菓子もたくさんいただいて、大満足でした。
 
 盆踊りに誘ってくださってありがとうございました。
 
 一緒に踊った子ども達が、また新学期に学校で顔をあわせ、学校もまた活気に満ち溢れることでしょう。
社会福祉法人 青葉学園
〒960-2152
福島県福島市土船字新林24番地
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FAX.024-593-0687
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