青葉学園と地域
◆ 地域の風景は人生の宝
青葉学園を取り巻く土船地域は、吾妻連峰を臨む穏やかな曲線をおりなす盆地となっています。
正面玄関を出るとすぐに、桃畑、梨畑が両側に広がっています。春には、それはそれは見事なピンクの桃の花、白色の梨の花が、まるで絨毯のように見渡す限り広がります。
一日に何度この風景を見ても、桃源郷の世界に包まれたように心が満たされ、新鮮な感動を覚えるのが不思議です。
一日に何度この風景を見ても、桃源郷の世界に包まれたように心が満たされ、新鮮な感動を覚えるのが不思議です。
花々は、やがて小さな実をつけ、休むことなく日々少しずつ大きくなり、やがてその時が来ると立派に色づいた瑞々しい桃や梨の実がたわわになっているのを日々楽しむことが出来ます。
そのかたわらに、いつも農家の方々の働く姿を目にします。その成長の摂理を毎日自然な形で体験しながら、子ども達の心も同時に育まれているのを感じています。
四季折々に農家の方々から頂く愛情の結晶である桃や梨のおいしさを味わいながら、自然の恵み、さらに人々からの温かい心の恵みにも包まれてきました。
四季折々に農家の方々から頂く愛情の結晶である桃や梨のおいしさを味わいながら、自然の恵み、さらに人々からの温かい心の恵みにも包まれてきました。
◆ 地域とのふれ合い
フィールウィンドオーケストラ
2024-01-05
コロナウイルスの流行のために中断していた青葉学園でのフィールウインドオーケストラによる演奏会が、新しくなった地域交流ホール「いさごホール」で4年ぶりに開かれました。
ホールに響き渡るブラスバンドの迫力あるサウンド!
子ども達はワンピースやトトロ、YOASOBIなどのみんなが知っている曲がが流れると、「これ知ってるよ!」と笑顔になりリズムを取りながら楽しそうに聞いていました。
楽器紹介のコーナーでは、ディズニーのメロディーに乗せて、打楽器や金管・木管楽器がそれぞれどんな特徴のある楽器なのかを楽しく教えてもらいました。
高校生の女の子はユーフォニアムに興味を持ったようで、プレイヤーの方に聞きながら実際に楽器を持たせてもらったり、マウスピースを吹かせてもらったりしました。
指揮者の体験コーナーでは指揮棒を持ち、ブラスバンドの演奏を指揮するという経験をさせてもらいました。
棒を振る早さに合わせて演奏も早くなったりゆっくりになったりと、楽団を自由自在に操る姿は、まるでステッキを持った魔法使いのよう。
司会の方から感想を聞かれて「難しかったです」と答えていたけれど、表情はとても満足そうでした。
アンコールでは、『ジャンボリミッキー』の曲に合わせて楽団の方が「あのダンス」を踊ってくれました。
「一緒に踊ろうよ」と誘ってもらったのですが、その時には恥ずかしくて踊れませんでした。
でも実は、演奏会が終わった後、何人かの子ども達が自分たちの映る建物のガラスに向かって、楽しそうにダンスを繰り返し踊っていたそうです。
楽団の方の優しさと子ども達の嬉しい気持ちが分かるエピソードでした。
演奏中、気が付くと、外は今年初めての雪。
でも、小さい子から高校生や大人まで楽しめる様々な曲を演奏していただき、皆の心が温かくなる楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
NTTありの実会さんによるクリスマス会
2023-12-23
クリスマスも近づいてきた12月21日、青葉学園ではNTTありの実会さんによる少し早めのクリスマス会が行われました。
NTTありの実会さんには、およそ60年に渡る長きにわたって交流とご支援をいただいております。
NTTありの実会さんには、毎年お盆には子ども達が毎年楽しみにしている花火などを頂き、クリスマスの時期にはNTTありの実会がクリスマス会を開いてくださり、子ども達と一緒に遊んだり、子ども達はお菓子やプレゼントを頂いたりして楽しい交流を続けてきました。しかし、今回はコロナ禍もあってNTTありの実会さんとのクリスマス会は4年ぶりでした。
しかし、今年のNTTありの実会さんによるクリスマス会は、いつもとは少し違いました。目の前には、何やら電話機のようなものが置かれていました。子ども達は、これから何をするんだろうと興味津々でした。
最初にNTTありの実会さんならではの企画です。
日頃、公衆電話を使用したことのない子ども達に、災害時の伝言ダイヤルのかけ方をみんなで練習しました。子ども達は、少しドキドキしながら受話器を取り、社員の方に教わりながら電話をかけます。
災害伝言ダイヤルは171。次に電話をかけたい電話番号を入力。名前と居場所、現在の自身の状況を伝えます。
「〇○です。今、学校にいます。元気です。」少し照れながら電話をかけます。上手く電話をかけることができた子は、ご褒美に電話機のガチャガチャをひかせてもらいました。手にした電話機のガチャガチャ(模型)を手にして子ども達は大喜びです。
さらに驚いたことに、今年は福島ユナイテッドFCの鈴選手らも来てくださり、サッカー教室の開催です。
つい先日、ちょうど福島ユナイテッドの試合観戦に行ったばかりの子ども達は、試合を見たばかりのプロの指導ということで大興奮でした。鈴選手のお手本を見つつ、子ども達も懸命にボールを蹴ります。やはりプロのようにはいかず、ボールはあっちに行き、こっちに行き・・それでも諦めずに笑顔でゴール!!!
とってもいい笑顔でした。
その後は、NTTありの実会さんからお菓子やクリスマスプレゼント、少し早いお年玉を頂きました。子ども達は、嬉しすぎて早速頂いたお菓子やプレゼントの袋を覗き込み、満面の笑みです。
最後もビッグプレゼント!!なんと!鈴選手にサインを目の前で書いていただきました。
目の前にいるプロの選手に、子ども達は大興奮!!
子ども達の中には握手をして欲しいものの、緊張のためにお願いできず、周囲に後押しされるものの、なかなか行けない子どももいました。そんな子どもにも鈴選手は優しく対応してくださいました。
握手をしてもらった子は「手を洗いたくない!!」と大騒ぎ!
職員やNTTありの実会の皆さんもそんな子ども達の様子を見て笑顔です。とても微笑ましく思いました。
NTTありの実会さん、福島ユナイテッドFCの皆さん、楽しい時間をありがとうございました。
特にNTTありの実会さんには、本当に長きにわたるご支援に心より感謝申し上げます。子ども達も職員もとても楽しい時間を過ごさせていただき、素晴らしいXmasプレゼントを頂きました。
初めてのサッカー観戦
2023-12-07
福島ユナイテッドFCさんからお声がけ頂き、とうほうみんなのスタジアムで行われた今シーズン最終戦にご招待いただきました。
Jリーグの試合を生で観戦するのは、どの子も今日が初めて。
スタジアムに近づくにつれて大きくなる応援の音にワクワクしながら、観戦席のあるスタンドへ向かいました。
広い広いスタジアムに両チームの応援が響く中、ピッチに近いところに座って観戦しました。選手たちの本気のプレーを生で見るのは、やはり迫力が違います。
始めはどのように応援したらよいのか戸惑っていた子も、次第に感覚を掴んで、太鼓のリズムに合わせて拍手や応援グッズで一緒になって応援していました。
ゴールに迫るプレーでは、「頑張れ」「惜しい!」の声も聞かれ、すっかりプレーに夢中になっている様子でした。
試合後、観戦席に挨拶をしに来てくれた選手がよく見えるよう、最前列まで移動して手を振って、素晴らしい試合を見せてくれたことへの感謝の気持ちを伝える子ども達の姿も見られました。
12月の寒さを忘れさせてくれるような熱い熱いプレーをたくさん見ることができ、スポーツのもつ魅力を改めて感じることが出来た一日でした。
ありがとうございました。
信陵ライオンズクラブさんとの交流会
2023-12-07
11月23日(木)勤労感謝の日に、恒例の信陵ライオンズクラブさんとの交流会がありました。
ライオンズクラブさんとの交流会は、今年で37年目。これまで長い間交流させて頂いておりますが、今年も機会を頂くことが出来ました。
子ども達が考えたライオンズクラブの皆さんのニックネームが書かれたネームプレートを渡しつつ、お互いに自己紹介をしたところで、交流スタート!
はじめは、完成したばかりの青葉学園地域交流ホール「いさごホール」でボッチャをして楽しみました。
子どもとライオンズクラブさんがチームになって協力し、勝利を目指しました。
狙ったところにボールが行くと「ナイス!」「オッケー!!」とお互いに笑顔で声を掛け合いながら和気あいあいとした雰囲気でゲームを楽しみました。
ゲームや記念撮影を通して仲良くなったところで場所を移動し、お昼ご飯を一緒に食べました。
「美味しいねぇ」「お腹いっぱいだぁ」と美味しいご飯を頂きながら、学校の話、趣味の話など会話にも花を咲かせ、こちらも楽しい時間を一緒に過ごすことが出来ました。
最後に、児童代表からお礼のあいさつをして閉会となりましたが、子ども達一人ひとりからも、お世話になったライオンズクラブの皆さんへ「ありがとうございました」「またね」の声が聞かれました。
子ども達がライオンズクラブさん達のあたたかなふれあいを通して思う存分、笑顔がはじけた1日となりました。
その子ども達の心もようが、今日の晴れやかな清々しい青空と重なりました。
ライオンズクラブの皆様、楽しいひとときを本当にありがとうございました。
救命講習
2023-12-01
コロナ禍で中断していた職員対象の救命講習を福島消防署西出張所の協力を得て4年ぶりに開催しました。
コロナ感染予防の為、人工呼吸を行わないことや小児も成人と同様の救命方法で良くなったことなど、いくつかの変更点をご指導いただきながら、5体の練習用の人形を使い、心肺蘇生法・AEDの演習を行いました。
演習は和やかな雰囲気で行われ、お互いに助言し合いながら手順を確認することができました。
久しぶりの救命講習でしたが、どの職員もきちんと心臓マッサージを行うことができ、指導者からお褒めの言葉をいただきました。
1分間に100回の心臓マッサージは体力的に大変で、居合わせた人々で協力しながら行うことが大切であることを確認しました。
また、演習後も職員から積極的に質問が出て、指導者から答えていただくことで疑問点を解決することができました。
講習を終えて、目の前に倒れている人がいたら、ためらうことなく救命講習は、どこでいつ誰のために必要になるか分かりません。
今回教えて頂いたことをいざという時に勇気を持って実践できるよう、しっかり心に留めておくことが大切です。
救命措置をしっかり身に着けるために、今後も定期的な救命講習を継続していきたいと思います。
青葉学園には地域の皆様にもいざという時に利用していただけるようにAEDを設置しております。
コロナ禍前は、この救命講習に地域の方々もお招きして実施していました。今回はコロナ禍もまだ落ち着かない中なのでお声掛けしませんでしたが、いざという時のために、今後また地域の方々も一緒に講習を受けられる機会を設けたいと考えております。その際には、皆様にもご参加いただけると幸いです。