青葉学園からのお知らせ
今年、青葉学園は創立76周年を迎えます。
青葉学園は、昭和21年に国語学者であり、ローマ字教育研究者であった三尾砂(みお いさご)が、戦災孤児の養育と教育のために伊達郡茂庭村蛇体に創設したのをはじまりとしています。今年で創立76年を迎えました。また、今の福島市土船に移転して今年で67年。地域の皆様をはじめとする多くの方々から子ども達へのあたたかなご支援を頂戴しております。そのおかげで無事に今日まで過ごしてこれましたことを心から感謝申し上げたいと思います。
今年、青葉学園は本館の建て替えを計画しています。今の本館が完成してから約50年。多くの卒園生達が生活し、多くの思い出の残る建物ではありますが、老朽化も進み、今後もいつ起こるかも分からない災害にも備える意味で、今年度、本館と講堂を建替えることを計画しております。その建替えに伴って地域の方々にも利用していただけるような地域交流ホールを設置し、サロン活動や防災拠点として活用できるようにする予定です。
67年の長きに渡って地域の方々には、いつもあたたかく子ども達を見守っていただいてきました。今回の建て替えによって、より一層地域の方々と職員、子ども達があたたかな交流を継続していくことができればと思っております。
改めまして、創立以来、皆様から賜りましたあたたかなご支援に心から感謝申し上げたいと思います。
なお、今後、本館の立て壊しと建て替え工事に伴い、しばらくご面倒をお掛けしますが、工事の際には安全の確保に十分留意して進めてまいりたいと思いますので、ご理解とご協力をお願い致します。


昨夜(令和4年3月16日)23時36分の地震について
昨日、令和4年3月16日23時36分に発生しました震度6強の大きな地震につきまして、多くの方からご心配を頂いておりますことをまずは感謝申し上げます。
昨夜は、深夜に大きな地震が発生し、子ども達の安全を確保し、安心して過ごせるように寝ていた子ども達をリビングにみんな集めて不安な一夜を過ごしました。
幸いにも、青葉学園では地盤も盤石であるためか、左程大きく揺れることはなく、2階で多少物が落ちるなどして掛け時計が壊れたくらいで建物等にも大きな被害はありませんでした。
職員子ども共にケガもなく、ほっとしている所です。子ども達も今朝は何事もなかったかのように、普段通り元気に過ごしております。
まだまだ、余震が続く可能性があるとの話もあり、安心はできませんが、少しでも早く落ち着いて生活できるようになることを心から祈っております。

東日本大震災から11年
未曾有の大災害となった東日本大震災から11年目を迎えました。
東日本大震災では、今まで経験したことのないような大地震と津波被害により非常に多くの方の尊い命が奪われる結果となりました。また、福島県においては、さらに原子力災害という目には見えない大きな脅威に晒され、その影響は今なお終わりが見えません。震災後11年経った今でも未だ多くの方が故郷に戻ることができないでいる事実に対し、非常に心が痛みます。
11年前を思い起こしてみますと、3月になったとはいえ、雪の降る寒い日であったことが、まるでついこの間のことのように思い出されます。中学校の卒業式が午前中に行われた後、突然に起こった大地震にみんなが驚愕しました。その後は不安な中、絶えず飛び込んでくる様々なニュースを聞きながら、兎にも角にも子ども達をどのように守ったらいいのか手探り状態で過ごした日々であったように思います。
それから今日まで、全国の多くの方々に温かなお心を寄せて頂き、多方面から多大なるご支援を賜りましたことに、改めまして心より御礼申し上げたいと思います。
そんな東日本大震災が起こった11年前に小学1年生だった子ども達が、今年18歳になりました。高校を無事に卒業し、それぞれ自分の決めた道に進んでいきました。長年見守ってきた私たちにとっても感慨深いものがあります。
震災から11年経ち、かつての生活が戻ってきている感じはありますが、今なお震災の影響で苦しんでいる方々がいることを心にとめ、職員、子ども達と共に震災後に皆様から頂きましたご支援にも改めて感謝を申し上げたいと思います。
今年もご支援ありがとうございました。
