活動紹介
◆「福島地域福祉ネットワーク会議」 活動紹介
「おでかけサポート」移動支援運転者講習会
2022-12-27
今年度で2年目となる「顔の見える小さな交通」は、土船地区内だけでも200回を越える高齢者の利用があります。一度利用された方がリピーターとなり、更に口コミで広がっていくことで、買い物や通院の移動に困っていた方々の生活が便利になっています。
12月16日(金)17日(土)の2日間、吾妻支所の視聴覚室をお借りし、ボランティア運転者講習会を開催しました。福島県移動サービスネットワークの大山さんを講師にお迎えし、二日間で28人の受講者がありました。庭坂、庭塚、大波や立子山、松川といった地域の他、福島地域福祉ネットワーク会議メンバーでもある「まごころサービス福島センター」さんもグループ参加されました。
吾妻支所長の砂子田さん、福島市交通政策課長の宍戸さんにご挨拶を頂き、地域で必要とされる福祉=移動支援についてお話を伺いました。また、特別養護老人ホームさわやかアイリスの半澤さんに高齢者の乗り降りでの注意についてお聞きしました。受講生の皆さんは午前中の座学で移動支援の仕組みや運転上の注意点を学び、午後の実地研修を経て修了証を手にされました。今後のボランティア活動で地域を支えて頂ければと思います。
フードロス対策としての商福連携
2022-06-14
福島地域福祉ネットワーク会議では、参加事業所のひとつである社会福祉法人しのぶ福祉会「あづま授産所」で廃棄される加工残野菜の有効活用について共に検討を進めてきました。地域住民や吾妻支所、吾妻西地域包括支援センターをはじめ、様々な方々に相談しています。そうした中、復興牧場「フェリスラテ」でのニンジン活用が実現。地域の健康増進のための利活用についても検討が進められています。
4月からエフサポートの理事長に就任された阿部氏(元吾妻支所長)もご協力者のお一人で、新しいポストに就いて以降も地域のためのアイディア実現にお心を配って下さっています。そうした中、建設業を営む大和田氏(県北建設事業協同組合理事長)を相談・仲介役に(株)レパコで行われている養鶏事業との連携に向けての調整をご指南頂きました。
福島で知らない人がいないほど美味しいお菓子作りで有名なレパコでは、厳選された素材と技に心血を注いでいらっしゃいます。その中で、本物志向から生まれた「平飼いたまご」を開発され、太陽を浴び、自然の風を感じながらストレスなく飼育された安全な卵が利用されているとのこと。こだわった餌には四季折々に収穫されるフルーツやおからを加えた「フルーツ酵母飼料」がぜいたくに使われ、高い栄養価を実現。この飼料に、あづま授産所のニンジンを使って頂けないかご相談しました。
エフサポートの阿部氏、大和田氏にもご同行頂き、レパコの佐藤社長、山口常務執行役員にご案内頂き、養鶏場を見学。元気に、しかも穏やかに、清潔な環境でのびのび過ごす鶏たちの様子は平和そのものでした。ストレス無く健康であることは、そのまま「福祉」の原点にも通じます。誰でもが健やかに生活する中で確かな素材の美味しいお菓子が選ばれ、フードロス対策や地域の福祉向上のための連携が進められること。そこに、中小企業の福利厚生を担う組織や建設業から暮らしやすい街を作る事業者のご理解やご協力が得られること。関わって下さる皆さまと力を合わせて、民福連携・商福連携の目指す「地域共生社会」実現への一歩が着実に進められていくことを感じる素晴らしい出会いでした。福祉の現場と企業の現場とを仲介して下さる阿部氏、大和田氏、そしてレパコの佐藤社長、山口常務に深く感謝いたします。
水保小学校通学路除草作業に参加しました
2022-05-31
5月29日(日)朝7時から、青葉学園職員4名は水保小学校通学路の除草作業に参加しました。これは土船区育成会呼びかけによる恒例行事で、様々な世代の住民が協力し合い、通学路の環境維持作業を行うものです。
育成会の宍戸会長によるご挨拶の後、福島地域福祉ネットワーク会議、児童家庭支援センター職員がそれぞれ自己紹介。『土船かわら版』を読んで下さっている方が多く、広報誌が地域に浸透していることが分かる嬉しい反応を頂きました。子育てや家庭に関する相談窓口として整備された児童家庭支援センターや里親相談支援員についての情報提供を行うことも出来、青葉学園の多様な福祉的役割をご理解頂くチャンスともなりました。
この通学路除草に合わせて購入したバッテリータイプの草刈り機が大活躍。始めこそ、構え方などおっかなびっくりだったものの直ぐに慣れ、スムーズに稼働させることが出来ました。地元の皆さんは使い慣れた道具でテキパキと作業を進められ、見事な連係プレーを展開。参加するたびに勉強になる体験となりました。気持ちよく整備された通学路を使うのは、主に青葉学園の子どもたち。地域の皆さまの子どもたちを思うお気持ちの温かさに触れた時間となりました。ありがとうございました!そしてお疲れ様でした!
「福島地域福祉ネットワーク会議」 代表者会議を開催しました!
2022-05-31
5月30日、令和3年度の事業を振り返り、令和4年度の事業について協議する「代表者会議」を開催しました。農福連携・移動支援・環境整備・フードロス対策等、地域密着型の活動を福祉のネットワークの中で展開すること。障がい者福祉事業所が中心となり、販売促進や広報を通じて地域における福祉の拡充を図る共生社会ふくしま実現協議会の活動。この2つの柱を相互に連絡させることにより、4年目を迎える福島地域福祉ネットワーク会議の活動は多様に広がってきました。
小規模の法人個々の活動では解決が難しい課題、既存の制度ではアプローチが難しい課題も含め、新しい提案を行い、連携~協働によりフットワーク良く具体的な実践を積み重ねてきました。地域住民の皆さまや企業のご理解とご協力も得ながら、生活地域における福祉を包括的・重層的に見据えて行くための具体化を進めて行きます。
特に重要なのが行政との連携です。今回の代表者会議には吾妻支所からも職員さんがオブザーバー参加下さり、NTWK会員の疑問や提案に的確なアドバイスを頂くことが出来ました。地域の課題を現場に近い位置から見守って下さるご姿勢に、深く感謝いたします。また、日ごろから情報交換させていただいている吾妻西地域包括支援センターさんとも相談・連携を深め、福祉制度のはざまにあって見えにくいニーズにも応えられるよう、活動していきたいと考えています。活動内容は順次、広報誌「土船かわら版」でご紹介しますので、是非、ご覧ください。
フードバンクとの連携を開始しました!
2022-01-24
福島地域福祉ネットワーク会議では共生社会ふくしま実現協議会参加事業所とも連携し、地域福祉の拡充に努めています。その一環として「フードバンク福島」(ビーンズふくしまさん)からご提供頂く食品を地域に配布する新しいネットワークを作りました。市内の東西南北で活動する5か所の障がい者福祉事業所にストックステーション機能をお願いし、利用者さんに小分け作業を委託。民生委員さんやヘルパーさんを通じて地域に配布できる拠点としてご協力頂いています。平日は毎日開所している事業所を地域福祉のベースとし、アクセスしやすい環境にして行ければと考えています。また、吾妻西地域包括支援センターや吾妻支所とも情報交換。地域の状況を把握しているケアマネさんの専門性を活かし、高齢独居世帯等への配布に役立てて頂いています。
小規模法人ネットワーク化協働推進事業は福祉の縦割りを超える活動が目的です。市内に広がってきた子ども食堂のネットワークとも連動し、高齢者・障がいを持つ方・ひとり親世帯等への縦割りを超えた配布の輪を広げたいと願っています。
【お問い合せ先】 福島地域福祉ネットワーク会議事務局 090-6553-1584(吉野)
◆ストックステーションは以下の5事業所。今後、増やしていく計画です
・就労継続支援B型事業所 ヴィレッジ(方木田)
・就労継続支援B型事業所 共に生きる くろ~ば~(宮代)
・就労継続支援B型事業所 ベーシック憩(渡利)
・社会福祉法人しのぶ福祉会 あづま授産所(笹木野)
・社会福祉法人けやきの村(飯坂)