あおば日記
◆ あおば日記
ちまき作り
2020-07-04
新型コロナウィルスが流行する中、世界中で命を守るために、今なお対策が講じられています。
旧暦の端午の節句は、今年は6月25日ですが、私たちの住む福島市では、端午の節句にちなんで『ちまき』を作る風習があります。
青葉学園では、笹の葉の成長に合わせて、毎年旧暦の子どもの日に『ちまき』を食べ、菖蒲湯につかって子どもの健康な成長を願っています。
『ちまき』は、その地方で形も味も違うようですが、福島の『ちまき』は、1枚の笹の葉を三角の筒状にしたところに、もち米を入れ、もう1枚でふたをする様に折り込んで、それをいぐさで縛って作ります。笹の葉といぐさの香りは、何とも言えない情緒を感じます。
園長をはじめ、ちまき作りに参加しようと三角巾とエプロン、マスクに身を包んだ職員有志16人が集合しました。
「あれぇ、米がこぼれた!あっ、いぐさが切れた!」
「いぐさの巻き方、次は、どうやるんだっけ?」
初めて体験する職員もいて、ハプニングもありましたが、皆楽しそうに『ちまき作り』に挑戦しました。
後半は「よし!うまく出来た!」「作り方覚えました。」という声も聞かれ、全部で225個完成しました。
その日のおやつは『ちまき』。
子ども達は、自分達の健康を願って作られた『ちまき』を頬張って大喜びでした。
そして、邪気を払う薬草、勝負に強くなるという由来に従って、菖蒲湯に浸かりました。
職員一同、子ども達が元気で健やかに育つことを願っています。