青葉学園からのお知らせ
東日本大震災から11年
2022-03-11
未曾有の大災害となった東日本大震災から11年目を迎えました。
東日本大震災では、今まで経験したことのないような大地震と津波被害により非常に多くの方の尊い命が奪われる結果となりました。また、福島県においては、さらに原子力災害という目には見えない大きな脅威に晒され、その影響は今なお終わりが見えません。震災後11年経った今でも未だ多くの方が故郷に戻ることができないでいる事実に対し、非常に心が痛みます。
11年前を思い起こしてみますと、3月になったとはいえ、雪の降る寒い日であったことが、まるでついこの間のことのように思い出されます。中学校の卒業式が午前中に行われた後、突然に起こった大地震にみんなが驚愕しました。その後は不安な中、絶えず飛び込んでくる様々なニュースを聞きながら、兎にも角にも子ども達をどのように守ったらいいのか手探り状態で過ごした日々であったように思います。
それから今日まで、全国の多くの方々に温かなお心を寄せて頂き、多方面から多大なるご支援を賜りましたことに、改めまして心より御礼申し上げたいと思います。
そんな東日本大震災が起こった11年前に小学1年生だった子ども達が、今年18歳になりました。高校を無事に卒業し、それぞれ自分の決めた道に進んでいきました。長年見守ってきた私たちにとっても感慨深いものがあります。
震災から11年経ち、かつての生活が戻ってきている感じはありますが、今なお震災の影響で苦しんでいる方々がいることを心にとめ、職員、子ども達と共に震災後に皆様から頂きましたご支援にも改めて感謝を申し上げたいと思います。