青葉学園のあゆみ
青葉学園(本館管理棟)の思い出アルバム
青葉学園のあゆみ
昭和21年6月1日、国語学者であり、ローマ字教育研究者である三尾砂(みおいさご)が、戦災孤児の養育と教育のため伊達郡茂庭村蛇体に青葉学園を創立しました。また、ローマ字による私立青葉学園小学校を併設しました。
土船移転前
土船移転後
昭和30年5月、現在の所在地である福島市土船に移転。
俎山からの移転は、青葉学園が児童福祉施設として認可されたこともあり、関係機関の訪問も増え、公共施設としての利便性を考慮する必要があったこと、俎山時代に大事には至らなかったものの、職員の遭難事件があったこと、燃料の薪の入手が困難であったことなどが理由となっています。
土船移転した後の青葉学園(当時)
本館の思い出
講堂での思い出
講堂では、創立記念日やクリスマス会などのイベントはもちろんのこと、ボランティアの方がいらしてくださった際の交流でも使用されるなど、思い出深い場所です。
集会室(旧:食堂)の思い出
かつては、みんな揃ってご飯を食べていた食堂。新年会やお盆に行われるお楽しみ夕食会では、にぎやかな声が飛び交っていました。
また、ホーム単位での食事に代わってからも創立記念日の食事では、お招きしたお客様と一緒にお祝いの食事を共にしていました。
正面玄関・その他 本館の思い出
何かと出入りの多い正面玄関。
小学生たちは、朝は正面玄関前に集合し、登校班で出発。また、下校してくるとランドセルに付けられたクマ鈴の音と共に正面玄関で大きな声で「ただいま」を言ってから自分のホームへ。
入学式、卒業式などのイベントの際には、正面玄関の前で記念撮影。また、ハロウィンの時期には、子ども達の作ったハロウィンランタンが飾られていました。大変思い出深い場所の1つです。
青葉学園と地域のつながり【土船移転後】
土船区水道組合
土船移転以来、青葉学園では飲料水の確保に大変苦労してきました。
やがて、地域の方々と協力して、白津川の上流に良質な水流を発見し、そこから水をひいて土船簡易水道組合が作られました。
以来、水道組合の管理事務所を青葉学園において、地域の方々と一緒に飲料水という重要なライフラインの確保に努めてまいりました。
土船簡易水道組合の水は、源水そのものに大腸菌もおらず、滅菌する前の水もそのまま飲んでも問題ないくらい良質な水であり、水質も国の基準を十分に満たしています。水質は弱アルカリ性で、大変美味しい水となっています。
青葉学園の子ども達も「青葉の水は美味しいよね!」と口にしており、福島を離れて暮らす青葉学園の卒園生の中には、長年飲んで育った美味しい水を懐かしみ、「青葉学園の水が飲みたい」と話すこともあります。
地域の方々との交流
青葉学園の周囲には、果樹園が広がり、四季折々の果実を頂くなど、土船地区に移転して以来、地域の方々からあたたかいご支援と交流が続いてきています。
近年はコロナ禍の影響で実施できないでおりますが、例年、青葉学園が属する土船地区第2町内会様よりもち米のご寄付を頂き、地域の皆さんと一緒に新年に向けてもちつき大会を行っており、子ども達も楽しみにしてきました。