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あおば日記

◆ あおば日記

こどもの日 旧端午の節句を迎えて

2024-06-25
 5月5日のこどもの日は、毎年恒例のゲーム大会を開催しました。吾妻山を背にした運動場で子どもも大人も一緒に思いきり体を動かし、そして柏餅を食べました。

 本来、5月5日に「ちまき」を食べて「しょうぶ湯」に浸かり、子ども達の災いを避ける風習があります。しかし、東北地方の福島ではこの時期にはまだ気温が低く、笹やしょうぶの葉が育っていないため旧暦で行われます。

 今年は旧暦の6月10日に立派に育ったしょうぶの葉が各ホームに配られ、子ども達はしょうぶ湯に浸かりました。また、笹の葉といぐさの香りで何とも言えない風流さがかもし出される中、伝統のちまきづくりも開始されました。

 ちまきは、三角錐に丸めた笹の葉の中にもち米を入れ、もう一枚を蓋のようにかぶせ折り込み、いぐさで巻いて作ります。

 エプロンと三角巾・マスクに身を固めた11名の有志メンバーが集まりました。ちまきづくりが初めての職員や実習生からは「あ、笹からお米がこぼれた」「いぐさが切れちゃった」などのハプニングもありましたが、何個も作っているうちにマスターし、子ども達が楽しみにしていることや、喜んで食べる姿を思い浮かべながら、みんな楽しんで作りました。

 出来上がったちまきの山が大きくなるにつれ残りの笹の葉・いぐさ・もち米が減っていき、総数200個のちまきができあがりました。それを栄養士さんが大鍋でゆでてくれて完成。今日のおやつはちまきです!

 子ども達は自分達の成長が見守られている安心感と共にちまきを味わい、お腹を満たしました。傍らには、その姿を温かなまなざしで見守る大人たちの姿がありました。
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