青葉学園と地域
◆ 地域とのふれ合い
『ヒンメリ』ワークショップ
2021-12-18
11月23日、地域ネットワーク事業のひとつとして『ヒンメリ』づくりのワークショップがひらかれました。
『ヒンメリ』というのは、麦わら素材を使ったモービルで、フィンランドの冬至祭(ヨウル)で飾られるようになったものが、いつしかクリスマスのオーナメントとしても飾られるようになったものです。
スウェーデン語の『空』や『天』を意味するHinmmelが由来だそうです。基本形は8面体ですが、今回は三角錐の形にして、中にシーグラスを吊るしたものを子ども達のために考えて下さいました。
講師は、淡路島在住の「台所の魔法使い」煙山昭子さんです。
材料は煙山さんが育てた大麦の藁を同じ長さに切ったもの6本と、煙山さんが淡路島の海で拾ったシーグラスとワラを繋げる糸です。
子ども達は、まず魔法使いの姿をした煙山さんに驚き、緊張していた顔がほころびました。そして、ナゾの『ヒンメリ』にドキドキしながら取り掛かります。
ちょっと押したらつぶれそうな柔らかいワラでしたが、つぶさず慎重に扱っていました。藁を3本通して三角形にし、いったん糸を縛ります。
「しばれな~い」「むずかし~い」「きゅっとならなくて緩んじゃう」
一緒にいた職員や煙山さん、アシスタントの新関さんに手伝ってもらって悪戦苦闘。
一度できるようになったら次は、割とスムーズにできるようになりました。
平たい形があっという間に立体になり、驚くやら喜ぶやら。好きなシーグラスを繋いで出来上がり。
「麦わらの中には“妖精さん”が住んでいて、願い事を叶えてくれますよ」とのお話しに、「大切に飾ろう」「どんなお願いをしようかな?」とニコニコ顔になりました(中には「妖精って何?」という子もいたので、職員が分かりやすく説明していました)
『食』の大切さのお話しもして頂き、大変楽しく学び、作ることができた一日でした。