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農福連携

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農福連携について
高齢化や事業継承に課題がある農業の一助となるべく、障がい者福祉事業所との連携で生産活動をサポート。りんごの摘花や桃・梨の袋掛け・袋外し作業やブルーベリーの摘み取り作業に従事している。
 農家の人手不足を補うと共に、障がいのある利用者の施設外就労として工賃の向上に役立っている。利用者からは「外の作業でリフレッシュできる」「毎年参加することで技術が向上する」等の意見がある。またこの活動を通じて、地域における障がい者福祉への理解向上や障がい者の地域参加が実現し、広い意味での地域福祉の向上に資する活動となっている。
活動報告

参加支援事業での農福連携 (2024.07.09)

2024-07-15
 福島地域福祉ネットワーク会議が昨年度に引き続き受託している「福島市包括的支援体制整備事業」の参加支援事業では、訳あってご自宅に引きこもり状態になっている方のサポートを行っています。

 まずは自宅から出て、なんらかのボランティアや作業に参加してもらい、その先に進むべき道を探すためのお手伝いです。福島地域福祉ネットワーク会議は、福祉をベースに社会を見つめ、アプローチする活動ですので、こうした方々も福祉事業所や福祉的活動の輪の中に受け入れるよう配慮しています。

 7月には2回、水保地区にある「ブルーベリー園みうら」さんにお世話になり、参加支援事業に関わっている2名の方が摘み取り作業にアルバイトとして従事。各日3時間近い作業をコツコツとこなしました。福島市社会福祉協議会の担当者さんも加わり、4人で爽やかな汗を流し、高品質なブルーベリーを大切に摘み取ることが出来ました。この実現にはブルーベリー園みうらの社長さんとアシスタントの宍戸さん、福島市共生社会推進課さん、吾妻西地域包括支援センターさんのご協力も功を奏しています。関係各位の連携が、お二人の今後に良き影響を運んでくれますように!
優しく受け入れて下さった三浦社長さんが熱く語る!
広い農場での収穫作業の様子
詰みたてのブルーベリーを大切に扱います

「農福連携体験会」が行われます!

2020-09-25
 福島地域福祉ネットワーク会議では、今年度より農福連携に挑戦しています。少子高齢化が進む土船地域で、障がい者福祉事業所の利用者さんが果樹農家さんの負担を下げるお手伝いに汗を流しました。利用者さんにとっても、心身の健康に役立つ「施設がい就労」策として人気があり、今後ますますの実現が待たれています。
 こうした福祉事業所と農家さんとのマッチングを例に、福島市主催の「農福連携体験会」が開かれることになりました。当日は地域農家さんの指導の下、市内の8福祉事業所が参加。市障がい福祉課や農業企画課、JA全農福島・JA福島中央会・JAふくしま未来、県授産事業振興会も参加。果樹農園での体験作業の後、青葉学園の講堂で説明会を行うこととしています。

「農福連携の実現に向けて」

2020-04-27

        

報告:事務局 吉野裕之 

 

 2年目の活動に入る令和2年度。一年間の協議・取組みの中でテーマのひとつとなっていたのが「農福連携」でした。少子高齢化によって農家の担い手の減少と高齢化問題・健康問題も深刻度を増しています。地域農業の先行きが不安となり、地域の財産であり、故郷への愛着の基盤となっている景観も変わってしまいかねません。一方、障がいを持つ方々の地域参加や担い手としての活躍の場が求められています。大自然のサイクルに身を置き、屋外で活動することでの園芸療法的な効果・健康感の向上、地域貢献に結びつくことで自己有用感を高められることなど、様々に期待されています。

 農林水産省や厚生労働省でも、横断的な取組が進められ、「ノウフクJAS」という制度も運用が始まりました。これは、障がいを持つ方と地域農業の連携によって生み出された農産物を評価するための制度。エシカル(倫理的)な商品として訴求でき、地域共生型社会の実現に向けた一歩として取り組みが進められています。消費者が選ぶ指標は「品質」ですが、そこに「生産方法」や「取り扱い方」まで規格化することで、より客観的な社会的選択が可能となります。

 

 福島市では2019年2月にJAや県授産事業振興会と連携した「農福連携シンポジウム」を開催。今年度から懇談会や体験会を開きながら呼びかけに注力していくとのこと。福島地域福祉ネットワーク会議でも「農福連携」を進めたいと協議されていたことから、4月20日(月)に第一回の話し合いを行いました。地域農業の核である果樹農家さんのサポートとなり、障がいを持つ方々の活動の場を広げ、土船地区の交流機会にもつなげていく。そうした中で地域への愛着を深め、障がいへの理解も広げていきたい。このため、まずはお互いを知る機会を作ろうと、農作業や就労継続支援施設の見学会を行うこと。農家チームと障がい者福祉チームを作り、行政等にも相談しながら覚え書を交わすことなど、前向きな議論が進められました。作業に関わる方の休憩所として青葉学園を利活用可能であることも提案され、交流機会の創出なども含めて地域が生き生きと循環する未来が期待されます。

協議の後、小雨降る中でしたが受粉作業用の下準備作業を見学させて頂きました。羽毛が付いたボトルに熟成させた花粉と色粉を入れ、ボトル本体を押しながら受粉させるそうです。一緒に作業させて頂ける機会を楽しみにしている様子がありました。新型コロナ問題が早く収束し、実現が待たれます。

春の青葉学園周辺風景
社会福祉法人 青葉学園
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福島県福島市土船字新林24番地
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FAX.024-593-0687
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