青葉学園と地域

◆ 地域の風景は人生の宝

 青葉学園を取り巻く土船地域は、吾妻連峰を臨む穏やかな曲線をおりなす盆地となっています。

 正面玄関を出るとすぐに、桃畑、梨畑が両側に広がっています。春には、それはそれは見事なピンクの桃の花、白色の梨の花が、まるで絨毯のように見渡す限り広がります。

 一日に何度この風景を見ても、桃源郷の世界に包まれたように心が満たされ、新鮮な感動を覚えるのが不思議です。

 花々は、やがて小さな実をつけ、休むことなく日々少しずつ大きくなり、やがてその時が来ると立派に色づいた瑞々しい桃や梨の実がたわわになっているのを日々楽しむことが出来ます。

 そのかたわらに、いつも農家の方々の働く姿を目にします。その成長の摂理を毎日自然な形で体験しながら、子ども達の心も同時に育まれているのを感じています。

 四季折々に農家の方々から頂く愛情の結晶である桃や梨のおいしさを味わいながら、自然の恵み、さらに人々からの温かい心の恵みにも包まれてきました。

◆ 地域とのふれ合い

職業体験

2026-04-04
 2月の中旬に市内のコーヒーショップさんのご協力を得て、高校生の二人の子が職業体験をさせて頂きました。

 お店に向かう途中の車内では、「やっぱりやめとけばよかったかな・・」「絶対うまくいかないよ」と二人とも緊張モード。そんな中、お店につくと、お店の代表の方や店長さん達が笑顔で迎えてくれました。

 今日のプログラムは一通り確認した後、スタッフの制服に着替えます。ネーム付きのエプロンに身につけ、いよいよ本番です。

 初めにお店の方からドリッパーを使った美味しいコーヒーの淹れ方を教えてもらいました。コーヒーの粉やお湯の量を正確に測りながら人生で初めて自分でコーヒーを入れる瞬間。ドリッパーから1滴1滴コーヒーが落ちていく時間をじっくりと待ちます。そして、出来上がったコーヒーをみんなで試飲。「おいしいね」の声にようやく緊張もほぐれてきた様子です。

 次に接客の手順を教えてもらいました。席までのご案内の仕方や注文の取り方などを1つ1つ確認します。今回の体験には、学生ボランティアスタッフの方にもご協力いただき、一緒に接客をしていただきました。

 そして、接客スタート。「いらっしゃいませ。何名様ですか」「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」「お待たせしました」とぎこちないながらも丁寧に教えてもらった通りにできている様子。近くにいる学生ボランティアの方の優しい声掛けもあって、少しずつ自信もついてきたようです。1時間ほどの接客体験の時間でしたが、あっという間に過ぎていき、たくさんの方に優しく見守っていただきながら職業体験が終わりました。

 帰りの車内では、「楽しかった」「やってよかった」「またやってみたいな」と、行く時の様子とはまるで違ってとても良い経験になったようです。付き添いの職員から「せっかくコーヒーの淹れ方を教わったので、もしよかったら園でも淹れてくれないかなぁ」とお願いしてみると二人とも「いいよ~」と快くオッケーしてくれました。

 後日、職員会議の後に二人で園内でコーヒーを淹れてもらい、たくさんの職員に振舞ってもらいました。飲んだ職員からは「同じ淹れ方なのに、それぞれの味に個性があって美味しいね」「1回しか教わっていないのに、ちゃんとできてすごい」と二人のスペシャルブレンドに感激していた様子でした。忙しい日常に、ゆっくりとした幸せな時間が流れた一日でした。

 今回の二人を含め、今年度は5名の卒園生が園から巣立ち、それぞれの道に進みます。はじめは大変なことが多いかもしれませんが、「自分が入れたコーヒーを飲みながら好きなことをして過ごす」、そんな素敵な時間ができるよう願いながら、これからも一人一人を応援し続けていきたいと思います。

ピアノコンサート

2026-03-19

春は出会いと別れの季節とは言いますが・・青葉学園でも今年高校を卒業し、園を巣立っていく子たちが数名います。

 

 そんな巣立ちの時を迎えた子ども達に対し、かれこれ40年もの長きに渡って、子ども達の成長を見守って来てくださった信陵ライオンズクラブさんから嬉しいプレゼントがありました。

 

 これから社会に出ていく子もいる中で、これから大いに役立つ素敵なハンコのプレゼントです。なんとフルネームのハンコなんだとか。

 

 応援メッセージも頂き、これから卒園を迎える子ども達も励みになったことと思います。

 

 その後は、こちらもとっても素敵なプレゼントです!!

 

 なんと立派なピアノのプレゼント!!青葉学園にもピアノはあったのですが、かなり古くて壊れてしまいました。大きい子も小さい子もよくお兄さんお姉さんと一緒にピアノを弾く姿が見られていた中で、この新しいピアノはとても嬉しい贈り物でした。

 

 そして、なんと素敵なピアノコンサートも寄贈式と一緒に開催されました。

 

 小さい子から大きい子までが集まる中で、演奏してくださったのは桜の聖母短期大学の高田先生です。演奏してくださったのは、子ども達がみんな知っているようなディズニーやジブリの曲です。そして、子ども達が好きだというMrs. GREEN APPLEの曲も即興で演奏してくださり、子ども達の中には曲のリズムに乗せて体を揺らしながら聞いていたり、自然と手拍子がはじまったりと楽しんだ様子です。

 

 また、今回はそれだけでなく、子ども達も演奏に参加することができました。うちの子たちにもお馴染みのハンドベルをはじめ、子ども達も見たことのないような楽器もたくさんありました。

 

 子どもも大人もそれぞれ楽器を持って、みんなで楽し気に演奏が始まりました!曲はトトロのお馴染みの「さんぽ」など、子ども達もよく知る曲です。勝手知ったるハンドベルとあって、2つを早速手に取る子どももいれば、先日幼稚園を卒園したばかりの男の子も初めての楽器にも臆することなく挑み、曲の締めくくりにジャラ~ンと綺麗な音を響かせて褒められると得意満面でした。

 

 そして、サプライズ!!!

 

 事前に子ども達との軽い練習の際に、とある男の子がピアノで『旅立ちの日に』を演奏したようで、それがとっても上手だったのでと先生からの逆リクエストを受け、少しシャイな男の子はフードで顔を隠しながら即興で『旅立ちの日に』を演奏してくれました。

 

 周囲からの応援も受け、最後まで上手に演奏することができ、先生にも褒められてなんだかとっても嬉しそうです。周りも感心しきりな様子でした。

 

 これから頂きましたピアノで、子ども達の素敵な音色が響くことと思います。信陵ライオンズクラブの皆様、本当にありがとうございました!!

今年も高校を卒業した子どもが旅立ちました

2026-03-17
 多くの方々にご支援いただいた5名の高校生が、3月1日に高校を卒業しました。

 4名が就職、1名が進学ですが、長年暮らした青菜学園を元気に巣立って旅立ちました。ご支援いただいた皆様に心から感謝申し上げます。

 今年も『電電ありの実会)NTTふくしまボランティアグループ)』の皆様が、恒例の高校卒業を祝う会を開いてくださいました。

 卒業祝いの品々は、ステンレスボトルの他に、銘々が希望した電気ポット、掃除機、ドライヤー、ヘアアイロンなど、一人暮らしに必要な生活用品でした。

 NTT東日本福島支店長の大橋会長から手渡して頂いた卒業生は、緊張した面持ちながら、ここに自分の進路と感謝の気持ちを述べていました。

 大橋会長からは、ご自身の人生体験を紹介しながら、社会人の心構えと困難があっても「誠実に度量したことは必ず報われる」と語られ、卒業生か大変励まされました。また、ドコモCS東北福島支店からも卒業生はじめ子ども達にボールペンなどを頂き、卒業を祝って頂きました。

 ありの実会の皆様との交流・ご支援の始まりは、学園に電話設置工事をしていた1961年に遡ります。それ以来65年間、多くの子ども達が皆様との楽しかった交流の思い出を抱きながら社会人として頑張っています。長年の心温まるご支援に心から感謝いたします。

地域の方との避難訓練

2026-02-26
 1月17日に避難訓練を行いました。定期的な訓練をしているおかげで、子ども達は放送やお姉さん・お兄さん達(職員)からの指示をよく聞き、落ち着いて避難することができました。

 ところで、今回の避難訓練はいつもと違う点が1つありました。

 それは、青葉学園のある土船地区の方々が一緒に訓練に参加してくださったということです。

 土船地区では大雨や地震、大雪等の自然災害を含め大規模規模災害に対して、地区住民の防災意識や防災力を高める目的で防災計画を作成しています。今回は地区の方々もその計画に基づいて一緒に避難訓練を行いました。

 また。。青葉学園内にある『いさごホール(地域交流ホール)』は、そうした災害が起きた時に、避難してきた方々が自治的に運営する「一時(いっとき)避難所」になっています。

 青葉学園の子ども達と地域の方々が訓練の避難場所であるいさごホールへ避難が完了した後、訓練の担当者から「今日が何の日か分かるかな?」と子ども達に問いかけました。

 そうです!訓練を実施した1月17日は31年前に阪神淡路大震災が発生した日でした。子ども達の中には、当時のニュース映像などで知っている子が何人かいました。

 東日本大震災が発生して今年で15年が経ちます。震災直後に生まれてきた子ども達がほとんどになる中で「災害はいつ起きてもおかしくない」ということを忘れないよう、これからも訓練を行って、地域の方々と共に防災意識を高めていけたらと思います。

ありの実会さんのクリスマス会

2025-12-27
 12月16日に電電ありの実会さん主催のクリスマス会が、青葉学園のいさごホールにて開催されました。

 毎年、開催されているありの実会さんによるクリスマス会なので「16日だよね」「明日だよね」「今日だよね」と、この日が来るのを心待ちにしている子もいました。

 子ども達がホールに入ると、サンタやトナカイの格好をしているメンバーの方々が迎え入れてくださり、子ども達は「サンタさんがたくさんいるね!」とワクワクした表情を見せていました。

 クリスマス会がスタートすると、最初に福島市の一大イベントである『わらじ祭り』に青葉学園の子ども達と参加したいというありの実会さんのお気持ちを受けて、全員でわらじ踊りを練習しました。

 初めは恥ずかしそうな表情を見せていた子ども達も、踊り始めると「楽しい!」と言いながら、寒い気温にも関わらず、汗をかくほど踊りに夢中になっていました。

 踊りの練習が終わると、今度は福島ユナイテッドの方々によるサッカー教室が開かれました。

 子ども達は、ボールを蹴ったり、2人1組でボールを運んだり、チーム対抗ゲームを行い、大盛り上がりで自分のチームを応援したりと楽しんで参加していました。

 それが終わると待ちに待ったプレゼントと一足早いお年玉の贈呈式が行われ、お菓子もいただきました。

 プレゼントにワクワクしたり、「早くお菓子を食べたいな!」という楽し気な会話もあちこちから聞こえてきていました。

 最後に全員で写真撮影をして、ありの実会さんお礼を伝えて楽しかったクリスマス会は終了しました。ホームに戻ってからも「楽しかったね!」と言いながら余韻を楽しみ、頂いたお菓子を広げてはしゃぐ子ども達の姿も見られました。

 子ども達に夢と楽しみを届けてくださった皆様、本当にありがとうございました。

 
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社会福祉法人 青葉学園
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