◆ 地域の風景は人生の宝
青葉学園を取り巻く土船地域は、吾妻連峰を臨む穏やかな曲線をおりなす盆地となっています。
正面玄関を出るとすぐに、桃畑、梨畑が両側に広がっています。春には、それはそれは見事なピンクの桃の花、白色の梨の花が、まるで絨毯のように見渡す限り広がります。
一日に何度この風景を見ても、桃源郷の世界に包まれたように心が満たされ、新鮮な感動を覚えるのが不思議です。
一日に何度この風景を見ても、桃源郷の世界に包まれたように心が満たされ、新鮮な感動を覚えるのが不思議です。
花々は、やがて小さな実をつけ、休むことなく日々少しずつ大きくなり、やがてその時が来ると立派に色づいた瑞々しい桃や梨の実がたわわになっているのを日々楽しむことが出来ます。
そのかたわらに、いつも農家の方々の働く姿を目にします。その成長の摂理を毎日自然な形で体験しながら、子ども達の心も同時に育まれているのを感じています。
四季折々に農家の方々から頂く愛情の結晶である桃や梨のおいしさを味わいながら、自然の恵み、さらに人々からの温かい心の恵みにも包まれてきました。
四季折々に農家の方々から頂く愛情の結晶である桃や梨のおいしさを味わいながら、自然の恵み、さらに人々からの温かい心の恵みにも包まれてきました。
◆ 地域とのふれ合い
芋煮会
2025-11-13
いよいよ霜月に入りました。
青葉学園からのぞむ吾妻山は中腹まで薄っすら白くなっています。その白を背景に里の華やかな彩りに、つい見とれてしまいます。
さて、秋といえば芋煮会です。
青葉学園の交流ホールにおいて、NPO法人シャローム ひまわりプロジェクトによる芋煮会に参加しました。
この日は朝からシャロームメンバーと地元婦人会の方々とのコラボで、地元の米や新鮮な野菜を使って、朝から100名分のおむすびと豚汁づくりに活気づいていました。
おいしそうな豚汁の匂いが漂う頃、三角巾とエプロン姿の地元婦人会のメンバーが厨房から消えたと思いきや頭や首にレイをつけて、とてもオシャレで華やかな衣装を身にまとった変身した姿で舞台に現れました。
しなやかなフラダンスの踊りを3曲披露していただき、目が覚める思いでした。
また、「おむすび」について講演して回っている方に「おむすび」は人と人を、地域と地域を結ぶことにつながる言われを話していただき、耳を傾けて聞きました。
みんなのテーブルに並べられたおむすびや豚汁は、どんどん皆のお腹に消えていきました。
シャロームさんが用意してくださったお菓子釣りや射的で、子ども達はたくさんのおやつをゲットしました。
今日はお腹も心も満腹、大満足でした。
地域の方々とのとても楽しいひとときを過ごさせていただきました。本当にありがとうございました!!
七宝の会さんによる蕎麦打ちと防犯教室
2025-10-24
九月のとある土曜日、七宝会(福島県警OB)の方々によるそば打ちと防犯教室が行われました。子どもたちは、初めて目の前で本格的な蕎麦を打つところを見せてもらえるということで、とても楽しみにしていました。
最初に七宝の会の方よりご挨拶がありました。七宝の会の方達は、みなさん元警察官だったそうです。そんな方たちの蕎麦打ちの腕前はプロそのものですが、なぜ麺は麺でも「蕎麦」なのか・・それは「蕎麦」だけに、自分の身近なところ、つまり「側」からアプローチをしていこうと思ったとのことで、思わずなるほどと思ってしまいました。
ご挨拶に続き、いよいよそば打ちスタートです!
子どもたちはみんな興味津々。七宝の会さんが鉢を使って蕎麦をこね始めると、小さい子たちは、身を乗り出し、必死に背伸びをしてのぞき込もうと必死でした。どうしても見えない幼児さんたちは、お兄さん・お姉さんに抱っこや肩車をしてもらって嬉しそうに見学していました。
そんな様子を見て「見えない!!」と小学生たちも背伸びをしており、こちらも特別に園長先生や理事長先生に抱っこしてもらって蕎麦打ちの様子が見えると、「見えた!」と声を上げ、とっても嬉しそうに見入っていました。
最初はただのそば粉であったのに、七宝の会の方々が少しずつ水を入れてこねると、だんだんとそば粉が滑らかな丸い塊になってきます。そして、とってもいい香りがしてきました。
七宝の会の鮮やかな手さばきと、目の前で次々と姿を変えていくそば打ちの技に、子ども達も職員の目も釘付けです。あまりに身を乗り出しすぎて倒れそうになる子もおり、腕を支えられている子どもまでいました。
いよいよ蕎麦を伸ばしにかかると、均一に伸ばされていく様子に「こんくらいの厚さだよ!」と指で薄さを表現してくる子もいました。あまり見慣れない蕎麦包丁を見て「大きいね!」と見入っており、蕎麦を切り分けられてくると「今、〇人前!」とせっせと数えており、まだ食べる前から「お代わりしてもいいの?」と聞いており、「全部食べたいんじゃないの?」と声をかけられると「これ全部予約ね!」と笑ってこたえていました。
また、子どもたちから次々に質問の声があがります。ある子は、緊張して少しモジモジしつつも、七宝の会さんに声をかけにいくと丁寧に質問にこたえてもらえて嬉しそうな笑みを浮かべていました。その際に「将来は何になりたいの?」と聞かれると「お蕎麦屋さん」と照れたようにこたえていました。目の前で初めて本格的な蕎麦打ちを目にして、憧れたようです。今度は自分が蕎麦を打ってみたいというのかもしれません。
途中で、七宝の会の方から、来年道路交通法の改正があり、自転車にも青色切符がつくようになるとのお話がありました。青葉学園でも自転車通学をしている中学生たちがたくさんおり、私たちも自転車だからと気を抜かず、交通安全には気を付けないといけないと改めて思いました。
蕎麦ができあがると待ちきれない様子でズズズっとすすり込み、あっという間に麺つゆまで残らず平らげてしまいました。そして、「お代わり食べたい人?」と声掛けに、子ども達から次々と手があがりました。
最後に高校生の女の子からお礼の言葉がありました。なかなか手打ちの蕎麦を食べれないので貴重な体験であったこと、七宝の会の方の挨拶にもあった『蕎麦』だけに自分も身近な『側』の人を大切にしていきたいと話していました。七宝の会の皆さんのお蕎麦は、子どもや職員のお腹も心も満たしてくれる素晴らしい体験だったと思います。七宝の会の皆さん、本当にありがとうございました。
最初に七宝の会の方よりご挨拶がありました。七宝の会の方達は、みなさん元警察官だったそうです。そんな方たちの蕎麦打ちの腕前はプロそのものですが、なぜ麺は麺でも「蕎麦」なのか・・それは「蕎麦」だけに、自分の身近なところ、つまり「側」からアプローチをしていこうと思ったとのことで、思わずなるほどと思ってしまいました。
ご挨拶に続き、いよいよそば打ちスタートです!
子どもたちはみんな興味津々。七宝の会さんが鉢を使って蕎麦をこね始めると、小さい子たちは、身を乗り出し、必死に背伸びをしてのぞき込もうと必死でした。どうしても見えない幼児さんたちは、お兄さん・お姉さんに抱っこや肩車をしてもらって嬉しそうに見学していました。
そんな様子を見て「見えない!!」と小学生たちも背伸びをしており、こちらも特別に園長先生や理事長先生に抱っこしてもらって蕎麦打ちの様子が見えると、「見えた!」と声を上げ、とっても嬉しそうに見入っていました。
最初はただのそば粉であったのに、七宝の会の方々が少しずつ水を入れてこねると、だんだんとそば粉が滑らかな丸い塊になってきます。そして、とってもいい香りがしてきました。
七宝の会の鮮やかな手さばきと、目の前で次々と姿を変えていくそば打ちの技に、子ども達も職員の目も釘付けです。あまりに身を乗り出しすぎて倒れそうになる子もおり、腕を支えられている子どもまでいました。
いよいよ蕎麦を伸ばしにかかると、均一に伸ばされていく様子に「こんくらいの厚さだよ!」と指で薄さを表現してくる子もいました。あまり見慣れない蕎麦包丁を見て「大きいね!」と見入っており、蕎麦を切り分けられてくると「今、〇人前!」とせっせと数えており、まだ食べる前から「お代わりしてもいいの?」と聞いており、「全部食べたいんじゃないの?」と声をかけられると「これ全部予約ね!」と笑ってこたえていました。
また、子どもたちから次々に質問の声があがります。ある子は、緊張して少しモジモジしつつも、七宝の会さんに声をかけにいくと丁寧に質問にこたえてもらえて嬉しそうな笑みを浮かべていました。その際に「将来は何になりたいの?」と聞かれると「お蕎麦屋さん」と照れたようにこたえていました。目の前で初めて本格的な蕎麦打ちを目にして、憧れたようです。今度は自分が蕎麦を打ってみたいというのかもしれません。
途中で、七宝の会の方から、来年道路交通法の改正があり、自転車にも青色切符がつくようになるとのお話がありました。青葉学園でも自転車通学をしている中学生たちがたくさんおり、私たちも自転車だからと気を抜かず、交通安全には気を付けないといけないと改めて思いました。
蕎麦ができあがると待ちきれない様子でズズズっとすすり込み、あっという間に麺つゆまで残らず平らげてしまいました。そして、「お代わり食べたい人?」と声掛けに、子ども達から次々と手があがりました。
最後に高校生の女の子からお礼の言葉がありました。なかなか手打ちの蕎麦を食べれないので貴重な体験であったこと、七宝の会の方の挨拶にもあった『蕎麦』だけに自分も身近な『側』の人を大切にしていきたいと話していました。七宝の会の皆さんのお蕎麦は、子どもや職員のお腹も心も満たしてくれる素晴らしい体験だったと思います。七宝の会の皆さん、本当にありがとうございました。
盆踊り
2025-09-11
子ども達が通う小学校近くの東泉寺で盆踊りが開催され、子ども達は楽しみにして参加しました。
盆踊りの活気ある音楽が賑やかに響き渡る中、夏休みで久しぶりに友達と会えて益々心が弾んだ様子でした。
初めて参加する子もいましたが、踊りを教えてもらいながら、身振り手振りで、それなりに覚えて何週も踊りの輪に加わっていました。
灯りのついた提灯がぶら下がった櫓の周りに、段々と踊り手が増えてきたその時、すぐ近くでとても大きな音が響いて大きな花火が何発も打ちあがりました。
ズドーン、ズドーンという音と地響きが胸に迫ります。
「わぁ~!!きれい!大きい!!」驚きながらも目が釘付けになりました。
歓声が上がる中、目に涙をためながら「きれい過ぎて感動した!」と言っている子もいました。
キッチンカーや屋台でかき氷やラムネなどの飲み物、焼き鳥、チョコバナナなどが売られ、子ども達は、欲しいものを選んで盆踊りの雰囲気を楽しんでいました。
最後に参加児童にお菓子のサプライズや、くじ引きが用意され、最後の最後までとっても楽しかったようでした。
夏休みの良い思い出になり、地域の行事に参加できたことをとても嬉しく思いました。
生け花教室
2025-09-03





青葉学園では、生け花はいつも玄関や子ども達の生活空間にさりげなく飾られています。
登校時、下校時「行ってらっしゃい!気を付けてネ!」「おかえりなさい。今日も元気に頑張ったね!」と言葉にはならないものの、優しくも力強い生け花のオーラに包まれて子ども達は日々過ごしています。
今日は、Y先生による「生け花教室」が開かれ、女の子たちが参加しました。とても楽しみにしていたようです。
生け花は日本独特の文化であり、「華を命あるものとして生かして飾る花」として『生け花』と言われるようになったそうです。生け花の歴史もお聞きし、奥深さも感じました。
子ども達は、道具の名前や花を長持ちさせる為の工夫や生け方など、先生の説明に興味深そうに耳を傾けていました。
子ども達は自分の気に入った色のお花を選んで、先生の教えを思い出しながら「え~っと」「う~ん」と試行錯誤しながら生け花を完成させました。
初めての体験の子がほとんどでしたが、ひとりひとり上手に生けていて素敵でした。
どう生けようか自分なりに考えて、子ども達にとって思った以上に集中した楽しいひと時だったようです。
子ども達が生けた花は、ホームや園長先生のお部屋、応接室、スタッフルームなどに飾り、園全体とみんなの心が明るく華やかになりました。
花は命ある生きたものだとよく分かります。
Y先生、貴重な体験をくださって本当にありがとうございました。
花火大会
2025-08-29
福島市恒例の花火大会に今年も招待を頂きました。本格的な花火を間近で見ることできるとあって、子ども達は楽しみにして出かけていきました。
真っ暗な大空に春夏秋冬を表す果物の形やニコちゃんマークなど、多くの形の花火が次々に夜空を飾っていきました。
「わぁ~!!これは何の形かなぁ」と歓声と共に思い思いの言葉が飛び交い、心を弾ませ盛り上がっていました。
また、花火に合わせてポップな曲からバラード系の音楽が流れました。日本の和の風情を歌った森山直太朗さんの心に染み入る曲や年齢層関係なく楽しめるウマ娘の曲など、花火だけでなく、素敵な曲にも花火と二重に感動し、夏の醍醐味を味わうことができました。
子ども達も始終楽しみ「たまや~!」と叫ぶ姿もあり、音楽に合わせて体を動かし、思い思いに楽しんでいました。
夜空に咲くダイナミックな花火とインパクトある音楽が心にズンズン響いて「立ってただ見ているだけでも泣いちゃう!」「花火師の人、ホントにスゴイ!!」「私も花火師になろうかな」など、感動の夏の風物詩を思う存分楽しみました。
今年も思い出に色濃く残る体験を頂き感謝しています。ありがとうございました。
