住民支え合い型移動支援「土船おでかけサポート」事務局
地域課題についての話し合いで共有された「移動」の問題は、買い物・通院をはじめ、様々な社会参加の機会づくりにつながる課題。NTWK会議ではこの課題に関する解決への道筋(ルール)を提案し、学習会を開催して話し合いを行い、住民主体の「おでかけサポート」を開始した。年々、利用会員が増え、ボランティア運転会員も拡充が図られるなど効果が持続している。
土船区での取り組みがマスコミ等で取り上げられ、福島市生涯学習活動推進員の会による広報協力も奏功し、渡利・松川・飯坂等でも波及的に広がりを見せ始めている。住民による住民のための移動支援策が市民権を得はじめていると言える。「移動」をスムーズにすることで生活の質(QOL)の向上や健康づくり、社会参加を可能とすることが出来る。住民自治に即した前向きな取り組みを「地域共生社会」の契機と捉えることで、高齢者のみにとどまらない、子育て世代やひきこもりの方など地域で困難を抱えている方々の一助となる取り組みへと成長させていきたい。
土船区での取り組みがマスコミ等で取り上げられ、福島市生涯学習活動推進員の会による広報協力も奏功し、渡利・松川・飯坂等でも波及的に広がりを見せ始めている。住民による住民のための移動支援策が市民権を得はじめていると言える。「移動」をスムーズにすることで生活の質(QOL)の向上や健康づくり、社会参加を可能とすることが出来る。住民自治に即した前向きな取り組みを「地域共生社会」の契機と捉えることで、高齢者のみにとどまらない、子育て世代やひきこもりの方など地域で困難を抱えている方々の一助となる取り組みへと成長させていきたい。
【おでかけサポートの基本】
1.利用会員が同意書を提出して登録
2.運転会員がボランティア運転手講習会に参加し、同意書を提出して登録
3.事務局が一括して移動支援専用保険に加入
4.利用会員と運転会員とをマッチング
5.利用会員が運転会員に直接連絡し、運行日程を調整
6.運転会員が利用会員宅まで迎えに行き、目的地に送迎(実費相当額が発生)
7.運転会員は運行記録表と実費相当額を事務局に集約
8.事務局では運行状況を一覧表で管理
9.一年分の運行記録を元に移動支援専用保険を清算
10.事務局が各運転会員に実費相当額を返還
1.利用会員が同意書を提出して登録
2.運転会員がボランティア運転手講習会に参加し、同意書を提出して登録
3.事務局が一括して移動支援専用保険に加入
4.利用会員と運転会員とをマッチング
5.利用会員が運転会員に直接連絡し、運行日程を調整
6.運転会員が利用会員宅まで迎えに行き、目的地に送迎(実費相当額が発生)
7.運転会員は運行記録表と実費相当額を事務局に集約
8.事務局では運行状況を一覧表で管理
9.一年分の運行記録を元に移動支援専用保険を清算
10.事務局が各運転会員に実費相当額を返還
活動報告
おでかけサポート 活動紹介
読売新聞に掲載頂きました! (2024.03.04)
2024-03-04
全国的に「移動」が課題となる中、『土船おでかけサポート』への注目が集まっています。
地域で少子高齢化が進み、様々な担い手が不足しています。町内会活動、環境保全、農作業、、、中でも、日々の生活を支える「移動」の困難は大きな課題です。土船区では、福祉の分野を越えて共生社会実現を目指す福島地域福祉ネットワーク会議(厚労省の小規模法人ネットワーク化協働推進事業の一環)と住民の皆さんが共に考え、ルールを作り、相互連携の元で『おでかけサポート』を始めました。誰でもが参加しやすく、負担の少ないルールを策定。地域の中での福祉(支え合い)の一環として運営されています。
地域で少子高齢化が進み、様々な担い手が不足しています。町内会活動、環境保全、農作業、、、中でも、日々の生活を支える「移動」の困難は大きな課題です。土船区では、福祉の分野を越えて共生社会実現を目指す福島地域福祉ネットワーク会議(厚労省の小規模法人ネットワーク化協働推進事業の一環)と住民の皆さんが共に考え、ルールを作り、相互連携の元で『おでかけサポート』を始めました。誰でもが参加しやすく、負担の少ないルールを策定。地域の中での福祉(支え合い)の一環として運営されています。
通院では送りと迎えの2行程。買い物ではご近所乗り合いで楽しく1行程。路線維持のためバス停までは1行程100円。バス停前の事業所に相談してのパークアンドライド。無理の無い支え合いのためにも地元タクシー会社の利用も促しています。
住民同士の助け合いを基本に据え、福祉事業所が事務局として協力。バス路線やタクシーの維持も含めて「移動」を支え合う先に、本当の目的である福祉(健康・交流・生活の質の維持)が成り立ちます。健康寿命を伸ばすことで医療費の抑制や地域における災害時の協力体制づくりも視野に入れています。今後益々、社会福祉協議会様や地域包括支援センター様との連携を拡充させていきます。
ご関心をお持ちの方は福島地域福祉ネットワーク会議事務局(青葉学園内:吉野)までご一報ください。
090-6553-1584
fukushima.chiikifukushi.ntwk@gmail.com

ボランティア運転者講習会を開催しました! (2024.02.16.&17)
2024-02-27
土船区と福島地域福祉ネットワーク会議が連携して実施している「土船おでかけサポート」。シンプルかつ明確なルールで実践が重ねられ、他の地域からも参考にしたいとのお申し出を頂いています。
特に今回は福島医療生協さん、福島市社会福祉協議会さん、生涯学習活動推進員の会さんとの連携となり、渡利病院の研修室をお借りしての開催となりました。窓口をご担当頂きました福島医療生協渡利病院の職員の皆さまには、数次の事前会合・会場準備・駐車場ご案内など、多方面にわたりご協力頂きました。誠にありがとうございました。福島市社会福祉協議会さまには「ボランティア養成講座」という貴重なお時間を頂戴し、福島地域福祉ネットワーク会議の取り組み(おでかけサポートにクローズアップ)をご紹介。住民同士の支え合いと地域に所在する福祉事業所が連携することで、地域課題に対応できるとのご認識を高めて頂くことが出来ました。
ボランティア運転者講習会には全国移動サービスネットワーク理事の大山様に講師を依頼。今年度、3回で計6日間の講習に66名の参加がありました。講義と実技の双方で大変お世話になり、ありがとうございました。
講習会受講後、運転会員・利用会員の同意書が提出され、移動支援専用保険に加入頂ければ、個人であってもお住まいの地域で支え合いのボランティア「おでかけサポート」を実践可能となります。私たちの取り組みは「交通政策」ではなく、あくまでも地域の福祉を拡充させるための「支え合い」です。そのため、手続きの簡素化・ルールの単純化で柔軟性と機動力を伴った住民活動をサポートしています。ご関心をお持ちの方は福島地域福祉ネットワーク会議事務局(青葉学園内:吉野)までご一報ください。
090-6553-1584
fukushima.chiikifukushi.ntwk@gmail.com

福島民報新聞に掲載頂きました! (2023.12.27)
2023-12-29
元気な高齢者が異動の困難を抱えた高齢者を支える取り組み「土船おでかけサポート」を、福島民報さんが分かりやすい記事にまとめて下さいました!
ご近所同士が乗り合いで買い物に行けることは、お互いの元気を確かめ、食材を自分で選び、健康を考えた食事を維持する上で大切なコト(福祉)です。その支え合いは万が一の防災にも役立つ仕組みに繋がります。日々の移動を支え、地域の福祉を充実させること。それが「土船おでかけサポート」の真の狙いです。
ご関心をお持ちの方は福島地域福祉ネットワーク会議事務局(青葉学園内:吉野)までご一報ください。
090-6553-1584
fukushima.chiikifukushi.ntwk@gmail.com

「土船おでかけサポート」が福島民友新聞に! (2023.12.22)
2023-12-26
活動開始から3年目を迎える“顔の見える小さな交通”『土船おでかけサポート』。先進事例として認知度が高まり、このほど、取材を受けることとなりました。
この活動は住民同士の支え合いによって成り立っています。共に地域の課題を見つめ、自分たちでルールを作り、相互の協力で動こうとする前向きな姿勢が、このような誰しもに役立つ互助的活動を支えています。運転という、日頃慣れ親しんだ手段をボランティア活動の入り口とし、広く地域の福祉に役立てる。単なる移動に留まらず、車内での楽しい会話やお買い物は地域に暮らす者同士をつなぎ、きちんと通院出来ることや食生活の改善・体操教室への参加は健康寿命を伸ばします。さりげない気配りが、なにげない日常生活を支える力=地域の福祉に結びついていきます。
少子高齢化が進み、国も住民同士の助け合い活動(移動支援)を支持しています。ライドシェアや乗り合いタクシーなどの議論も盛んとなる中、最も生活に近い範囲での『ほんとうに小さな交通』として活動が連鎖し始めています。土船の皆さまの先駆性とフットワークの軽さがもたらす好循環に、今後も期待しています!

第一回ボランティア運転者講習会を実施しました!
2023-11-04
今年度、最初のボランティア運転手講習会を開催しました。今回は、特別養護老人ホームさわやかアイリスさまのご理解・ご協力を賜り、会場をお借りすることが出来ました。
「移動支援」について、取り組みの当初からアドバイスを頂戴しております吾妻西地域包括支援センターさまがお手伝い下さいました。備品のお貸出し、駐車場のご案内、講座へのご参加も含め、大変お世話になりましてありがとうございました。
このボランティア運転者講習は、地域の顔の見える住民同士の助け合い活動として「移動」を支える運転ボランティアさんのための講座。福島移動サービスネットワークの大山さんを講師に迎え、今年で3年目の取り組みとなります。
参加者は、地域で買い物や通院に困っている住民のため、自分の時間を使って移動のボランティアをされようとする方々です。その善意がスムーズにつながり、地域の福祉を向上させるための互助的取り組みを応援する為、福島地域福祉ネットワーク会議では『ほんとうに小さな交通』お手伝いさせて頂きます。

吾妻西地域包括支援センター佐藤所長によるご挨拶

講師の大山さん

14名の方が受講されました

高齢者の乗降についてご指導頂いたさわやかアイリスの半澤さん

高齢者をお乗せするときの注意点

ボランティア運転者講習会の修了証を手にする参加者
