本文へ移動

あおば日記

◆ あおば日記

地域小規模ホーム 感謝会の様子

2025-06-12
 5月25日、一か所目の地域小規模ホームで感謝会を開きました。開所から今年で4年目を迎え、地域の皆様や関係者の皆様にお力添えをいただきながら、見守られ、子どもたちがすこやかに生活を送ることができています。

 感謝会では毎年、日頃から生活を支援していただいている皆様に、直接お会いして感謝をお伝えできる貴重な機会となっています。また、児童養護施設にいる子どもたちがどのような暮らしをしているのか、理解を深めていただく大切な時間でもあります。

 会に向けて装飾や会場の準備を進めている中、職員の様子を見ていた子どもたちも何をしたら良いかなど考えて、一緒になって準備を進めることができました。子どもたちも、役割として始まりと終わりの挨拶を担い、当初は緊張して自信がない様子でしたが、当日は様々なお客様がいる中でハキハキと挨拶をする姿が見られ、普段の生活とは一味違った子どもたちの姿にも成長と頼もしさを感じました。

 6月1日には、二か所目の地域小規模ホームで感謝会を開きました。こちらは開所から今年で8年目を迎えましたが、昨年度の高校生を中心としたメンバーから一転、新たに小学生を迎え幅広い年齢層で4月から生活しています。環境は変わりましたが、子どもたちは地域の中で安心して過ごすことが出来ており、これも地域の皆様、町内会の皆様、関係者の皆様のご理解とご支援をいただけているからこそだと日々感謝しております。

 感謝会への参加が初めての子どももいる中で、事前の準備や当日の会場設営などに、子どもたちみんな快く協力して取り組んでくれました。普段とは違うレイアウトや空気感を感じながら、同じく普段とは違った姿を見せてくれた子どもたちですが、来賓の方々がお見えになると元気に挨拶をし、生活のことを嬉々として話していた姿が印象に残っています。感謝会の中でも挨拶や自己紹介を行い、それぞれの成長や思いを感じることが出来、職員一同嬉しさと温かさを感じる一日となりました。

 地域の皆様、関係者の皆様、お忙しい中当日ご出席いただきました来賓の皆様に改めて感謝申し上げます。
今後とも青葉学園をよろしくお願いいたします。

クワガタ見つけたよ!

2025-06-12
 段々と暑い日も出てきた6月の週末。子ども達は暑い中も元気いっぱいです!

 園庭にあるミニハウスの前を通りかかると、子ども達が数人集まって楽しそうにワイワイ騒いでいました。何をやっているんだろうと近づいてみると「見て!クワガタ!!」と声をかけられました。

 見ると子ども達の腕や手の上を小さなクワガタがよじ登っていました。

 「全部で4匹だよ!」とニコニコ笑顔の男の子が1匹ずつ、お友達のクワガタを紹介してくれました。

 そして、テーブルに目をやると、テーブルの上には大きな枝で囲み、砂を敷かれたクワガタ専用の遊び場が作られていました。子ども達なりにお友達のクワガタ達のお家を作って可愛がろうとしていたようです。

 その間にも別な子は、新たなクワガタのお友達を見つけようと砂を敷いた小さなバケツを片手に駆け出していきました。そして、あっちの茂み、こっちの茂みと覗き込んでいました。

 暖かくなってきて、いろいろな虫たちも顔を出し始めたようです。

 子ども達も暑さに負けず、園内をあっちこっちと走り回り元気いっぱいです。これから色々な思い出ができるといいなと思います。

ちまき作り

2025-05-30
 旧暦の端午の節句を迎え、職員有志十数名が集まり、ちまき作りをしました。
こども達を喜ばせるために初めて挑戦する職員もいます。

 ちまきは、こども達の健やかなる成長を願う食べ物ではありますが、戦国武将の上杉謙信が戦の際の携行食として考案した…という言い伝えもあるそうです。茹でることによって笹と米が真空状態となることや、笹の殺菌・防腐作用が働くことで保存がきくようになり、携行食に適したものになるのでしょう。先人たちの知恵に感心しきりです。

 さて、食べることは簡単ですが、作るのは慣れるまでが至難の業です。まずは1枚の笹を三角錐の形にします。その中にもち米を入れて、もう1枚でふたをしていぐさでしばります。
「あっ…お米がこぼれちゃった…」
「あれ?どうやっていぐさを巻くんだっけ?」
「あぁ、もう一回なりなおし‼」
最初はこんな声が聞こえてきましたがしばらくすると、
「おっ!きれいに巻けた!」
「すごい、すごい‼」
と、お互いをほめ合う会話に変わっていきました。

 幼いころ、何気なく頬張っていたちまきを思い出して、
「母親たちはこんなに苦労して、思いを込めて作ってくれたんだなぁ」と思わず口にした声が聞こえてきました。今度はそんな想いをこめてあおばっ子たちのために作る番となりました。

 その後、こども達がホームに帰ってきて「楽しみ!」「いい香り~!」「おいしい!(^^)!」と大喜びで口にしていました。夜には丈夫でたくましい子に育つようにと菖蒲湯に浸りました。今年もこども達が病気をせず元気に過ごせるようにと職員一同願っています。

こどもの日

2025-05-12
 ほどけた樹々のやわらかな葉が青々と成長し、生命の勢いを感じる新緑の季節となりました。
オルゴール付きの五月飾りの前で「こいのぼり」の曲に合わせた、あどけない歌声が耳に入ってきます。
「五月飾りはどうして飾るか知ってる?」と歌声の主に尋ねると、
「あのね、こどもが元気に育つように…って飾るの!」
「よく知っているね!その通り‼」
職員とこどものそんな会話がはずみます。そして、5月5日の ‟こどもの日” を迎えました。
この日ばかりはこども達とともに職員も童心にかえって運動場に飛び出し、「だるまさんの一日」や「ホーム対抗!シークレット玉入れ」のゲームを楽しみました。

 「だるまさんの一日」とは、だるまさんだって毎日転んでいるわけじゃない‼ 朝起きてご飯を食べてはみがきして…。指示された動作に従いそのジェスチャーをし、だるまさんになり切ってゴールを目指します。一方の「シークレット玉入れ」は、玉を入れるカゴによって合計の玉数が10倍、20倍、30倍、50倍にもなります。でもその倍数はシークレットなので、みんなで相談しながら、どのカゴに入れようかと『賭け』を楽しみました。
 
 外で大いに解放感を味わった後は、いさごホールで話に花を咲かせながら、豚汁やおにぎりなどを頬張りました。そして昼食の後には大きなサプライズ!テーブルの上にはご寄付で頂いた大小のぬいぐるみが山のように並べられています。どれも可愛くて目移りしてしまいましたが、最終的にはビンゴゲームを通して一人一人がお気に入りを見つけることができ、こども達は目をキラキラ輝かせ大喜びでぬいぐるみを抱きしめていました。それに加えて、ご寄付による更なるサプライズがありました!イチゴやチョコ、キャラメル味のクレープです。久しぶりに食べるクレープに「めっちゃおいし~‼」と満面の笑みが見られました。
 
 今日の “こどもの日” はゲーム大会から始まり、思いやりや工夫が凝らされたワクワク感満載の一日となりました。その背景には心を寄せてくださる方々のあたたかな想いと、「こども達を喜ばせたい‼」と労を惜しまず、むしろ楽しんで準備を重ねてきた職員の姿がありました。その甲斐があり、たくさんの笑顔に包まれた心豊かなひとときを過ごすことができました。こども達と楽しさを共有できたことは何よりの宝物と感じます。こども達にとってもこの思い出が「人生のエネルギー」となり、健やかにたくましく成長することを願っています。

新学期

2025-04-10
 いよいよ新年度(令和7年度)になり、少しづつ桜前線が福島に近づいてきました。もうすぐあたたかな春の到来です。

 4月から新しく阿部和徳 施設長(園長先生)を迎えました。小中高に入学するこども達は、真新しいランドセルや通学用バッグを園長先生から手渡してもらい、嬉しくもちょっぴり恥ずかしそうに笑顔で受け取りました。

 “入学おめでとう!!” お友達と一緒に元気で楽しく学んで成長してほしいという思いが沸き上がります。そんな願いを込めて夕食のメニューは、こども達の大好きな鶏の唐揚げやお刺身、サラダ、中華スープが用意されました。ジュースで乾杯をして、こども達からの抱負を聞かせてもらいました。入学・進級への期待と希望が感じられました。

 入学式ではそれぞれが新しい制服に身を包み、今までよりもう一段上のステップに立ったという自覚からか、気持ちも引き締まっているように感じられました。私たち職員はその気持ちを後押しできるよう見守り、サポートしていきたいと思います。

 新年度も元気に前進しましょう!!どうぞよろしくお願いいたします。


最初12345

◆クリスマス会2023

荒野の果てに
 
羊は眠れり
きよしこの夜
まきびとひつじを
神の御子は

イメージ

 昨年は建て替えの影響で、リモートで行ったクリスマス会。今年は11月に完成した新しい地域交流ホール「いさごホール」にみんなが集まってクリスマス会を行いました。

 そのクリスマス会の最後を締めくくるのは、毎年恒例、子ども達と全職員が参加して行うキャンドルサービスです。

 今年の聖歌隊は小学生から中学生までの3名と少ないながら頑張ってきれいな歌声を届けてくれました。

 きれいな讃美歌とみんなの手に灯された小さな明かりと共に、心静かに楽しかったクリスマスの幕を閉じることができました。

◆クリスマス会2022

聖歌隊

2023-01-05
まきびとひつじを
きよしこの夜
 青葉学園では、クリスマス会の最後をすべての子どもと職員がキャンドルを片手に講堂に集まり、聖歌隊の歌と厳かな聖書の朗読に耳を傾けてクリスマスの日を締めくくる伝統があります。

 しかし、今年は本館の建て替え工事に伴って形式を変え、事前に収録した聖歌隊の歌とクリスマスのお話を事前収録して各ホームで見ながらキャンドルサービスを実施することになり、クリスマスを目前にしたある日の夜、子どもだちの有志によって結成された聖歌隊のメンバーがたんぽぽ館に集まりました。

 今年は特に練習の機会が限られる中で練習を重ね、きれいな歌声を届けてくれました。

◆ クリスマス会2021

ハンドベル演奏

 ハンドベルの演奏は、以前ご寄附頂いたハンドベルをぜひ活用しようと、数年前からクリスマス会に子ども達から有志を募って演奏会を実施するようになりました。

 子ども達は、クリスマス会が近くなると夜間みんなで集まって練習に励み、本番は少し緊張の面持ちでしたが、演奏が終わるとみんなから拍手を貰い、嬉しそうにしていました。

聖歌隊

 青葉学園では、クリスマスの日は子ども達と職員全員でロウソクに火を灯してキリストの誕生を祝い、キャンドルサービスでこころ静かに締めくくるという昔から続いた長い伝統があり、聖歌隊もその頃から続いてきています。

 聖歌隊も12月に入ると子ども達の主に大きい子の中から有志を募り、夜間練習に励んできました。

 本番では、静かにロウソクに火をともし、聖歌隊の歌声を聞きながら、みんなで楽しかったクリスマスに思いを馳せていました。


 
社会福祉法人 青葉学園
〒960-2152
福島県福島市土船字新林24番地
TEL.024-593-1022
FAX.024-593-0687
 当ホームページに掲載されている画像及び文章 記述の無断複製 無断転載を禁止いたします。無断利用の場合には、法律により処罰されます。
0
3
2
2
1
8
TOPへ戻る