青葉学園と地域

◆ 地域の風景は人生の宝

 青葉学園を取り巻く土船地域は、吾妻連峰を臨む穏やかな曲線をおりなす盆地となっています。

 正面玄関を出るとすぐに、桃畑、梨畑が両側に広がっています。春には、それはそれは見事なピンクの桃の花、白色の梨の花が、まるで絨毯のように見渡す限り広がります。

 一日に何度この風景を見ても、桃源郷の世界に包まれたように心が満たされ、新鮮な感動を覚えるのが不思議です。

 花々は、やがて小さな実をつけ、休むことなく日々少しずつ大きくなり、やがてその時が来ると立派に色づいた瑞々しい桃や梨の実がたわわになっているのを日々楽しむことが出来ます。

 そのかたわらに、いつも農家の方々の働く姿を目にします。その成長の摂理を毎日自然な形で体験しながら、子ども達の心も同時に育まれているのを感じています。

 四季折々に農家の方々から頂く愛情の結晶である桃や梨のおいしさを味わいながら、自然の恵み、さらに人々からの温かい心の恵みにも包まれてきました。

◆ 地域とのふれ合い

CAPプログラム

2025-06-12
 2年に一度青葉学園では、こどもCAPふくしまさんのご協力の下、青葉学園の子どもと職員みんなでCAPプログラムを勉強しています。

CAP(Child Assault  Prevention )とは、子どもがいじめ・虐待・体罰・誘拐・痴漢・性暴力など様々な暴力から自分の心とからだを守る暴力防止のための予防教育プログラム で、これから育っていく子ども達にとって自分の身を守るための大切な勉強だと思っています。

 子どもCAPは、これから夏休み中に実施される予定ですが、まずは子ども達に先駆けて、青葉学園の職員が参加して、5月末に職員ワークショップが行われました。

 職員ワークショップでは、まずCAPプログラムで大切にしている3つの柱(「エンパワメント」・「人権意識」「コミュニティ」)について学び、実際に今後実施される子どもワークショップを子どもになり切って体験しました。

 お兄さんお姉さん(職員)の胸には、自分の呼ばれたい名前が書かれています。普段は、子ども達から「お姉さん」「お兄さん」と呼ばれている職員も子どもに戻り、今だけは可愛いにわか小学生です。

 みんなが子どもに戻ったところで、子どもワークショップの体験スタートです!

 まずは、みんなで暴力とは何かを考えました。CAPさんの問いかけに対して、にわか小学生達の可愛らしい回答が続きます。自分の権利を守る劇が始まると、2人の小学生の男の子達が立ち上がりました。劇の中では、お友達が友人からお金を取り上げられそうになっています。そこに颯爽と立ち上がったお友達のえんちゃん(施設長)達は、お金を取り上げられそうになっているお友達の力強い味方になって、無事に困っているお友達を助けてあげることができました。劇が終わると他のお友達からは拍手喝采です。

 この劇のように、子どもながらに自分の嫌なことには『イヤ』ということができます。また、誰かに『相談』することもできます。1人では無理でも、他のお友達に相談して一緒に言ってもらうこともできます。そして、自分を守るためには『逃げる』こともできます。

 CAPプログラムでは、そのような子ども達が自分で自分の身を守るための大切な事を子どもにもわかりやすく学ぶことができます。

 自分が困って誰かに話すのは『相談』であり、『チクる』とは言わないことなど、大人が聞いてもなるほどと思います。

 子ども達にとって大切な学びの場であるCAPプログラム。職員みんなも子どもになり切って一生懸命学んでいました。これから子どもワークショップ、そして地域ワークショップが開催されます。

 地域ワークショップでは、より多くの人にCAPプログラムを知ってもらうために、地域の方々にもご案内する予定でおります。その際にはぜひご参加ください。


卒園する子ども達へのあたたかなご支援

2024-04-01
 NTTありの実会さんは、毎年長きにわたって卒園していく子ども達が新生活を送る上で、必要な希望の品を用意してくださっています。

 この春も卒園生4名の生活用品等の贈呈式が行われました。高校は卒業しましたが、制服を着る最後の機会として思い出の制服を着用して贈呈式に臨みました。

 子ども達はワクワクしながらも必要な物をあれこれ考え、最終的に決めた品々を頂くことになりました。

 子ども達は頂いた品々を手にして毎年大変喜び、卒園生に聞くと、頂いた品々を今も大切に使っているようで、支援してくださったあたたかさに励まされながら日々生活しているようです。

 そして、今年の子ども達が考えた必要な品物は次のようになっています。

 ○ 炊飯器、ドライヤー
 ○ ショルダーバック、電動歯ブラシ
 ○ 布団一式
 ○ 掃除機・ケトル

 子ども達は希望も品物を頂いて嬉しそうな表情でした。

「頂いた家電製品を活用して一人暮らしを頑張りたい」

「炊飯器を頂いたので、いっぱいご飯を炊いて食べて体力をつけて頑張りたい」

「少し生活が落ち着いたら、仕事の仲間とバックを使って出かけたいと思います。」

 希望の品物を受け取った子ども達からは、そんな期待に満ちた言葉も飛び出しました。

 その他にも、ありの実会さんから各々名前入りのペンも頂き、さらにそれぞれの子が希望したお菓子もいただいて、そこでも笑みがこぼれました。

 贈呈式終了後、ある子どもからは「こんな高価なものをもらって有難いね。」との言葉が聞かれました。

 直接感謝の言葉はお伝えしていましたが、子ども達にとって頂いたご支援が心から嬉しいもので、しっかりと感謝の思いがあることが感じられる一言でした。

 NTTありの実会さんだけでなく、毎年多くの方から卒園生に心のこもったご支援を頂いております。

 このように子ども達の心に寄り添った心強いご支援に心からの感謝を申し上げます。ありがとうございました。

  

フィールウィンドオーケストラ

2024-01-05
 コロナウイルスの流行のために中断していた青葉学園でのフィールウインドオーケストラによる演奏会が、新しくなった地域交流ホール「いさごホール」で4年ぶりに開かれました。

 ホールに響き渡るブラスバンドの迫力あるサウンド!

 子ども達はワンピースやトトロ、YOASOBIなどのみんなが知っている曲がが流れると、「これ知ってるよ!」と笑顔になりリズムを取りながら楽しそうに聞いていました。

 楽器紹介のコーナーでは、ディズニーのメロディーに乗せて、打楽器や金管・木管楽器がそれぞれどんな特徴のある楽器なのかを楽しく教えてもらいました。

 高校生の女の子はユーフォニアムに興味を持ったようで、プレイヤーの方に聞きながら実際に楽器を持たせてもらったり、マウスピースを吹かせてもらったりしました。

 指揮者の体験コーナーでは指揮棒を持ち、ブラスバンドの演奏を指揮するという経験をさせてもらいました。

 棒を振る早さに合わせて演奏も早くなったりゆっくりになったりと、楽団を自由自在に操る姿は、まるでステッキを持った魔法使いのよう。

 司会の方から感想を聞かれて「難しかったです」と答えていたけれど、表情はとても満足そうでした。

 アンコールでは、『ジャンボリミッキー』の曲に合わせて楽団の方が「あのダンス」を踊ってくれました。

 「一緒に踊ろうよ」と誘ってもらったのですが、その時には恥ずかしくて踊れませんでした。

 でも実は、演奏会が終わった後、何人かの子ども達が自分たちの映る建物のガラスに向かって、楽しそうにダンスを繰り返し踊っていたそうです。

 楽団の方の優しさと子ども達の嬉しい気持ちが分かるエピソードでした。

 演奏中、気が付くと、外は今年初めての雪。

 でも、小さい子から高校生や大人まで楽しめる様々な曲を演奏していただき、皆の心が温かくなる楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

NTTありの実会さんによるクリスマス会

2023-12-23
 クリスマスも近づいてきた12月21日、青葉学園ではNTTありの実会さんによる少し早めのクリスマス会が行われました。
 
 NTTありの実会さんには、およそ60年に渡る長きにわたって交流とご支援をいただいております。
 
 NTTありの実会さんには、毎年お盆には子ども達が毎年楽しみにしている花火などを頂き、クリスマスの時期にはNTTありの実会がクリスマス会を開いてくださり、子ども達と一緒に遊んだり、子ども達はお菓子やプレゼントを頂いたりして楽しい交流を続けてきました。しかし、今回はコロナ禍もあってNTTありの実会さんとのクリスマス会は4年ぶりでした。
 
 しかし、今年のNTTありの実会さんによるクリスマス会は、いつもとは少し違いました。目の前には、何やら電話機のようなものが置かれていました。子ども達は、これから何をするんだろうと興味津々でした。
 
 最初にNTTありの実会さんならではの企画です。

 日頃、公衆電話を使用したことのない子ども達に、災害時の伝言ダイヤルのかけ方をみんなで練習しました。子ども達は、少しドキドキしながら受話器を取り、社員の方に教わりながら電話をかけます。
 
 災害伝言ダイヤルは171。次に電話をかけたい電話番号を入力。名前と居場所、現在の自身の状況を伝えます。
 
「〇○です。今、学校にいます。元気です。」少し照れながら電話をかけます。上手く電話をかけることができた子は、ご褒美に電話機のガチャガチャをひかせてもらいました。手にした電話機のガチャガチャ(模型)を手にして子ども達は大喜びです。
 
 さらに驚いたことに、今年は福島ユナイテッドFCの鈴選手らも来てくださり、サッカー教室の開催です。

 つい先日、ちょうど福島ユナイテッドの試合観戦に行ったばかりの子ども達は、試合を見たばかりのプロの指導ということで大興奮でした。鈴選手のお手本を見つつ、子ども達も懸命にボールを蹴ります。やはりプロのようにはいかず、ボールはあっちに行き、こっちに行き・・それでも諦めずに笑顔でゴール!!!
 
 とってもいい笑顔でした。
 
 その後は、NTTありの実会さんからお菓子やクリスマスプレゼント、少し早いお年玉を頂きました。子ども達は、嬉しすぎて早速頂いたお菓子やプレゼントの袋を覗き込み、満面の笑みです。
 
 最後もビッグプレゼント!!なんと!鈴選手にサインを目の前で書いていただきました。
 
 目の前にいるプロの選手に、子ども達は大興奮!!
 
 子ども達の中には握手をして欲しいものの、緊張のためにお願いできず、周囲に後押しされるものの、なかなか行けない子どももいました。そんな子どもにも鈴選手は優しく対応してくださいました。
 
 握手をしてもらった子は「手を洗いたくない!!」と大騒ぎ!
 
 職員やNTTありの実会の皆さんもそんな子ども達の様子を見て笑顔です。とても微笑ましく思いました。
 
 NTTありの実会さん、福島ユナイテッドFCの皆さん、楽しい時間をありがとうございました。
 
 特にNTTありの実会さんには、本当に長きにわたるご支援に心より感謝申し上げます。子ども達も職員もとても楽しい時間を過ごさせていただき、素晴らしいXmasプレゼントを頂きました。

初めてのサッカー観戦

2023-12-07
 福島ユナイテッドFCさんからお声がけ頂き、とうほうみんなのスタジアムで行われた今シーズン最終戦にご招待いただきました。

 Jリーグの試合を生で観戦するのは、どの子も今日が初めて。

 スタジアムに近づくにつれて大きくなる応援の音にワクワクしながら、観戦席のあるスタンドへ向かいました。

 広い広いスタジアムに両チームの応援が響く中、ピッチに近いところに座って観戦しました。選手たちの本気のプレーを生で見るのは、やはり迫力が違います。

 始めはどのように応援したらよいのか戸惑っていた子も、次第に感覚を掴んで、太鼓のリズムに合わせて拍手や応援グッズで一緒になって応援していました。

 ゴールに迫るプレーでは、「頑張れ」「惜しい!」の声も聞かれ、すっかりプレーに夢中になっている様子でした。

 試合後、観戦席に挨拶をしに来てくれた選手がよく見えるよう、最前列まで移動して手を振って、素晴らしい試合を見せてくれたことへの感謝の気持ちを伝える子ども達の姿も見られました。

 12月の寒さを忘れさせてくれるような熱い熱いプレーをたくさん見ることができ、スポーツのもつ魅力を改めて感じることが出来た一日でした。

 ありがとうございました。

社会福祉法人 青葉学園
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