青葉学園と地域

◆ 地域の風景は人生の宝

 青葉学園を取り巻く土船地域は、吾妻連峰を臨む穏やかな曲線をおりなす盆地となっています。

 正面玄関を出るとすぐに、桃畑、梨畑が両側に広がっています。春には、それはそれは見事なピンクの桃の花、白色の梨の花が、まるで絨毯のように見渡す限り広がります。

 一日に何度この風景を見ても、桃源郷の世界に包まれたように心が満たされ、新鮮な感動を覚えるのが不思議です。

 花々は、やがて小さな実をつけ、休むことなく日々少しずつ大きくなり、やがてその時が来ると立派に色づいた瑞々しい桃や梨の実がたわわになっているのを日々楽しむことが出来ます。

 そのかたわらに、いつも農家の方々の働く姿を目にします。その成長の摂理を毎日自然な形で体験しながら、子ども達の心も同時に育まれているのを感じています。

 四季折々に農家の方々から頂く愛情の結晶である桃や梨のおいしさを味わいながら、自然の恵み、さらに人々からの温かい心の恵みにも包まれてきました。

◆ 地域とのふれ合い

ひまわりの種まき

2026-06-11
 シャローム福祉会主催による『ひまわりの種まき』と『土船豊穣祈願祭』が青葉学園で行われました。

 ひまわりの種まきは、地域の地域の方々や青葉学園の子ども達も参加して例年行われてきましたが、昨年は雨で子ども達は参加することができませんでした。今年は良い天気に恵まれ、子ども達も参加することができました。

 まず最初に祈願祭が行われ、神主さんによる祝詞が奏上されました。子ども達もしっかりと参加することができ、青葉学園の2人が子ども代表で玉ぐしを奉納しています。

 ひまわりの種植えが始まると、2人ぺアになり、種を植える人、土を掘る人に分かれて協力しながら行っています。子ども達は手慣れた手つきであっという間に植えてしまっていました。

 一仕事が終わると、昼食はなんと美味しい土船カレーをみんなで頂きました。聞くところによると、ひと手間もふた手間も加えられたオリジナルカレーのようで、子ども達もお代わりの手が止まりませんでした。カレーは甘口と辛口がありましたが、子ども達には甘口が大人気で、お代わりをしながら「美味しい」と笑顔で頬張る姿が印象的でした。

 途中、シャロームさんが用意してくださったクイズもあり、各テーブルごとにチームを組み、協力しながら回答していました。「絶対Aだよ!」「違うって!」などと賑やかな声も聞かれ、クイズを通してひまわりについての新しい発見もあったようで、子ども達も興味津々の様子でした。

 会場には、まちなか夢工房さんによる販売ブースもあり、子ども達はお菓子やコースターなどを購入していました。ある子どもは、猫のコースターを見つけると「これ可愛い!!」と言い、すぐに購入を決めていました。別な子は「このお菓子うまいんだよな~」と言いながら喜んで食べていました。

 みんなで助け合って植えたひまわりが夏に咲き誇った様子を見るのが今から楽しみです。

貴船神社例大祭

2026-06-11
 4月、貴船神社の例大祭が執り行われました。

 小学生だけでなく、中学生や高校生も混ざり、法被を着用してお祭りの雰囲気を感じながら参加させてもらいました。

 当日は日焼けするほど素晴らしい天気に恵まれ、子ども達は山車を引いたり、太鼓を叩いたりしながら町内を練り歩き、お昼にはお腹がペコペコになったようでした。

 昼食は地区の集会場に集まり、みんなでおにぎりを頬張りながら、地域の皆さんと交流を深める良い機会となりました。食事中、子ども達は太鼓を叩いたことなどを嬉しそうに報告してくれていました。お祭りの参加が初めての子もおり、貴重な体験だったようです。

 子ども達は、頑張ったご褒美として参加証のおやつを頂き、満足した様子で、とても印象に残る一日を過ごすことができました。

職業体験

2026-04-04
 2月の中旬に市内のコーヒーショップさんのご協力を得て、高校生の二人の子が職業体験をさせて頂きました。

 お店に向かう途中の車内では、「やっぱりやめとけばよかったかな・・」「絶対うまくいかないよ」と二人とも緊張モード。そんな中、お店につくと、お店の代表の方や店長さん達が笑顔で迎えてくれました。

 今日のプログラムは一通り確認した後、スタッフの制服に着替えます。ネーム付きのエプロンに身につけ、いよいよ本番です。

 初めにお店の方からドリッパーを使った美味しいコーヒーの淹れ方を教えてもらいました。コーヒーの粉やお湯の量を正確に測りながら人生で初めて自分でコーヒーを入れる瞬間。ドリッパーから1滴1滴コーヒーが落ちていく時間をじっくりと待ちます。そして、出来上がったコーヒーをみんなで試飲。「おいしいね」の声にようやく緊張もほぐれてきた様子です。

 次に接客の手順を教えてもらいました。席までのご案内の仕方や注文の取り方などを1つ1つ確認します。今回の体験には、学生ボランティアスタッフの方にもご協力いただき、一緒に接客をしていただきました。

 そして、接客スタート。「いらっしゃいませ。何名様ですか」「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」「お待たせしました」とぎこちないながらも丁寧に教えてもらった通りにできている様子。近くにいる学生ボランティアの方の優しい声掛けもあって、少しずつ自信もついてきたようです。1時間ほどの接客体験の時間でしたが、あっという間に過ぎていき、たくさんの方に優しく見守っていただきながら職業体験が終わりました。

 帰りの車内では、「楽しかった」「やってよかった」「またやってみたいな」と、行く時の様子とはまるで違ってとても良い経験になったようです。付き添いの職員から「せっかくコーヒーの淹れ方を教わったので、もしよかったら園でも淹れてくれないかなぁ」とお願いしてみると二人とも「いいよ~」と快くオッケーしてくれました。

 後日、職員会議の後に二人で園内でコーヒーを淹れてもらい、たくさんの職員に振舞ってもらいました。飲んだ職員からは「同じ淹れ方なのに、それぞれの味に個性があって美味しいね」「1回しか教わっていないのに、ちゃんとできてすごい」と二人のスペシャルブレンドに感激していた様子でした。忙しい日常に、ゆっくりとした幸せな時間が流れた一日でした。

 今回の二人を含め、今年度は5名の卒園生が園から巣立ち、それぞれの道に進みます。はじめは大変なことが多いかもしれませんが、「自分が入れたコーヒーを飲みながら好きなことをして過ごす」、そんな素敵な時間ができるよう願いながら、これからも一人一人を応援し続けていきたいと思います。

ピアノコンサート

2026-03-19

春は出会いと別れの季節とは言いますが・・青葉学園でも今年高校を卒業し、園を巣立っていく子たちが数名います。

 

 そんな巣立ちの時を迎えた子ども達に対し、かれこれ40年もの長きに渡って、子ども達の成長を見守って来てくださった信陵ライオンズクラブさんから嬉しいプレゼントがありました。

 

 これから社会に出ていく子もいる中で、これから大いに役立つ素敵なハンコのプレゼントです。なんとフルネームのハンコなんだとか。

 

 応援メッセージも頂き、これから卒園を迎える子ども達も励みになったことと思います。

 

 その後は、こちらもとっても素敵なプレゼントです!!

 

 なんと立派なピアノのプレゼント!!青葉学園にもピアノはあったのですが、かなり古くて壊れてしまいました。大きい子も小さい子もよくお兄さんお姉さんと一緒にピアノを弾く姿が見られていた中で、この新しいピアノはとても嬉しい贈り物でした。

 

 そして、なんと素敵なピアノコンサートも寄贈式と一緒に開催されました。

 

 小さい子から大きい子までが集まる中で、演奏してくださったのは桜の聖母短期大学の高田先生です。演奏してくださったのは、子ども達がみんな知っているようなディズニーやジブリの曲です。そして、子ども達が好きだというMrs. GREEN APPLEの曲も即興で演奏してくださり、子ども達の中には曲のリズムに乗せて体を揺らしながら聞いていたり、自然と手拍子がはじまったりと楽しんだ様子です。

 

 また、今回はそれだけでなく、子ども達も演奏に参加することができました。うちの子たちにもお馴染みのハンドベルをはじめ、子ども達も見たことのないような楽器もたくさんありました。

 

 子どもも大人もそれぞれ楽器を持って、みんなで楽し気に演奏が始まりました!曲はトトロのお馴染みの「さんぽ」など、子ども達もよく知る曲です。勝手知ったるハンドベルとあって、2つを早速手に取る子どももいれば、先日幼稚園を卒園したばかりの男の子も初めての楽器にも臆することなく挑み、曲の締めくくりにジャラ~ンと綺麗な音を響かせて褒められると得意満面でした。

 

 そして、サプライズ!!!

 

 事前に子ども達との軽い練習の際に、とある男の子がピアノで『旅立ちの日に』を演奏したようで、それがとっても上手だったのでと先生からの逆リクエストを受け、少しシャイな男の子はフードで顔を隠しながら即興で『旅立ちの日に』を演奏してくれました。

 

 周囲からの応援も受け、最後まで上手に演奏することができ、先生にも褒められてなんだかとっても嬉しそうです。周りも感心しきりな様子でした。

 

 これから頂きましたピアノで、子ども達の素敵な音色が響くことと思います。信陵ライオンズクラブの皆様、本当にありがとうございました!!

今年も高校を卒業した子どもが旅立ちました

2026-03-17
 多くの方々にご支援いただいた5名の高校生が、3月1日に高校を卒業しました。

 4名が就職、1名が進学ですが、長年暮らした青菜学園を元気に巣立って旅立ちました。ご支援いただいた皆様に心から感謝申し上げます。

 今年も『電電ありの実会)NTTふくしまボランティアグループ)』の皆様が、恒例の高校卒業を祝う会を開いてくださいました。

 卒業祝いの品々は、ステンレスボトルの他に、銘々が希望した電気ポット、掃除機、ドライヤー、ヘアアイロンなど、一人暮らしに必要な生活用品でした。

 NTT東日本福島支店長の大橋会長から手渡して頂いた卒業生は、緊張した面持ちながら、ここに自分の進路と感謝の気持ちを述べていました。

 大橋会長からは、ご自身の人生体験を紹介しながら、社会人の心構えと困難があっても「誠実に度量したことは必ず報われる」と語られ、卒業生か大変励まされました。また、ドコモCS東北福島支店からも卒業生はじめ子ども達にボールペンなどを頂き、卒業を祝って頂きました。

 ありの実会の皆様との交流・ご支援の始まりは、学園に電話設置工事をしていた1961年に遡ります。それ以来65年間、多くの子ども達が皆様との楽しかった交流の思い出を抱きながら社会人として頑張っています。長年の心温まるご支援に心から感謝いたします。
社会福祉法人 青葉学園
〒960-2152
福島県福島市土船字新林24番地
TEL.024-593-1022
FAX.024-593-0687
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