青葉学園と地域

◆ 地域の風景は人生の宝

 青葉学園を取り巻く土船地域は、吾妻連峰を臨む穏やかな曲線をおりなす盆地となっています。

 正面玄関を出るとすぐに、桃畑、梨畑が両側に広がっています。春には、それはそれは見事なピンクの桃の花、白色の梨の花が、まるで絨毯のように見渡す限り広がります。

 一日に何度この風景を見ても、桃源郷の世界に包まれたように心が満たされ、新鮮な感動を覚えるのが不思議です。

 花々は、やがて小さな実をつけ、休むことなく日々少しずつ大きくなり、やがてその時が来ると立派に色づいた瑞々しい桃や梨の実がたわわになっているのを日々楽しむことが出来ます。

 そのかたわらに、いつも農家の方々の働く姿を目にします。その成長の摂理を毎日自然な形で体験しながら、子ども達の心も同時に育まれているのを感じています。

 四季折々に農家の方々から頂く愛情の結晶である桃や梨のおいしさを味わいながら、自然の恵み、さらに人々からの温かい心の恵みにも包まれてきました。

◆ 地域とのふれ合い

信陵ライオンズクラブさんとの交流会

2025-12-19
 信陵ライオンズさん達には、長年お世話になっています。

 かれこれ40年になります。子ども達へのお心遣いが引き継がれていることは感謝に堪えません。ありがたいことです。

 この交流会は、青葉学園を巣立った後、年代が異なり、面識がない卒園生同士の間でも、ありがたいことに共通の話題の一つになっています。

 今年も地域交流ホールでボッチャ大会が繰り広げられました。

 子どもたちは、昨年もとても楽しかったので、ワクワクしながら待っていました。
 
 一緒のチームになったライオンズさんとも自然な会話を交わしながらゲームが進んでいきました。

 試行錯誤しながらも慎重にボールを投げる子、元気が良すぎてボールが飛びすぎるハプニングもありましたが、それもこれもお愛嬌です。笑顔が弾ける場となりました。

 神経を集中しながら体を動かした後は、お待ちかねの焼き肉店での昼食会です。

 子どもたちは、更にワクワクした気持ちが隠すことが出来ません。

 様々なメニューから食べたいものを注文し、サイドメニューも大いに楽しみ、“おいしい!!”を連発!!声にださない子も満足げな様子でした。

 身も心も満足感でいっぱいの一日となりました。こんなワクワク感で満たされたひとときをプレゼントしてくださったライオンズクラブの皆さんに、心から感謝申し上げたいです。

 今年も楽しい思い出が、また一つ子どもたちの心の中に積み重ねられたように思います。

 本当にありがとうございました。
 

CAPおとなワークショップ(地域セミナー)

2025-11-24
11月9日、青葉学園の地域交流ホールの談話室にて、CAP大人ワークショップ(地域セミナー)が開催されました。

 『児童養護施設』や『CAPプログラム』に関心を寄せてくださった7名の方がお越しくださり、和やかな雰囲気の中、実施されました。

 今回のCAPおとなワークショップは、こどもCAPふくしまさんのご協力のもと、子ども見守りサポーター事業(福島県)の助成を受けて実施させていただいています。

 最初にCAPプログラムの説明をしてもらっています。CAPプログラムは、子ども達を怖がらせることなく、暴力から自分の身を守ることができるという説明を受けています。参加者の方たちは、何度も頷きながら話を聞いてくださっていました。

 途中、子ども達が実際に体験するワークショップを体験していただく時間もありました。その時間だけは参加者のみんなさんも小学3年生です。

無理やりカバンを持たされるいじめのロールプレイでは、参加者のお一人にも、いじめられているお友達の心強い味方として登場してもらっています。カバンを無理やり持たせようとするお友達に2人で協力して断ることができ、終わるとみんなで拍手喝采です。

この他にも自分の身を守るための特別な叫び声など、実際の子どもワークショップで子ども達が体験する内容を説明してもらっています。「相談」と「チクる」の違いなど、どれも大切な話ばかりです。

CAPワークショップでは、子ども自身が自分の身を守る方法を知ることができます。誰もが「イヤ」ということができます。「逃げる」こともできます。誰かに「相談」することもできます。そうした自分の身を守る方法を知っておくことは、子どもだけでなく、大人にとっても生きていく上で大切なことであると思っています。実際に高校生向けではデートDVなども取り扱われています。誰であっても自分の身に起こりうる危険です。そこから身を守る術を知っているのと知っていないのとでは、大きな違いだと思っています。

青葉学園では、いずれ社会に巣立っていく子ども達に、自分や自分の大切な人を守る術を身に着けて社会に出て行ってほしいと願っています。ここで学んだことが、いずれ大人になった時、身近な子どもや、ひょっとしたら自分の子どもを守る術になるかもしれません。

そんな意味でも、より多くの方にCAPを知ってもらいたいと思って今回の大人ワークショップを開催させていただきました。また、少しでも青葉学園というのがどんな所かを多くの皆様に知っていただく機会になればと思っております。

今回のCAP大人ワークショップ後、短いながらも懇談の場面を設けさせていただきました。色々な立場の方とお話をさせていただき、また意外な繋がりも感じることができ、とても有意義な時間になったと思っております。ご参加いただき、ありがとうございました。

 


フィールウィンドオーケストラ

2025-11-22
 今年も青葉学園にてフィールウィンドオーケストラの方達による演奏会が行われました。

 子ども達は、演奏会が始まる前からリハーサルの音漏れを聴きに行くなど、ソワソワ、ワクワクと楽しみにしていました。

 演奏が始まると青葉の子ども達にもファンが多い、Mrs.GREEN APPLEの「ライラック」やLISAの「紅蓮華」、Adoの「唱」、サカナクションの「新宝島」など幅広い楽曲が演奏されました。

 子ども達も、手拍子をしたり、体を揺らすなどして演奏会を楽しんでいました。

 オーケストラの方達は、楽器の演奏のみならず、演奏に合わせながらダンスも披露してくださり、子ども達の手拍子もより一層大きくなっていました。

 また、今回の演奏で使用している楽器を1つ1つ紹介してくださり、それぞれの楽器からどんな音が出るのか実際に演奏して頂きました。1つの楽器でも綺麗な音色ですが、いろいろな楽器が合わさり音となると、また迫力があり圧倒されました。

 その後は、青葉学園の子ども達による指揮者体験が行われ男女それぞれ1名ずつ体験しました。小学生の男の子は緊張している様子でいましたが、指揮者の方に隣で教えてもらいながら上手に指揮を振りました。中学生の女の子は堂々とした振る舞いで、指揮棒を自由自在に操り、会場にいるみんなを楽しませてくれました。

 あっという間の約1時間半でした。子どもから「みんなが知っている曲が多かったので、みんなと盛り上がることができて良かった」「一体感が出て、本当のライブに来ているみたいだった」など今回の演奏会を存分に楽しみ、音楽の良さを改めて味わえた時間だったのではないかと思います。

 今回の演奏会にあたって、青葉学園の子ども達のためにも色々と準備してくださりありがとうございました。子ども達にとって貴重で、素敵な一日になったと思います。心から感謝申し上げます。

芋煮会

2025-11-13
 いよいよ霜月に入りました。

 青葉学園からのぞむ吾妻山は中腹まで薄っすら白くなっています。その白を背景に里の華やかな彩りに、つい見とれてしまいます。

 さて、秋といえば芋煮会です。

 青葉学園の交流ホールにおいて、NPO法人シャローム ひまわりプロジェクトによる芋煮会に参加しました。

 この日は朝からシャロームメンバーと地元婦人会の方々とのコラボで、地元の米や新鮮な野菜を使って、朝から100名分のおむすびと豚汁づくりに活気づいていました。

 おいしそうな豚汁の匂いが漂う頃、三角巾とエプロン姿の地元婦人会のメンバーが厨房から消えたと思いきや頭や首にレイをつけて、とてもオシャレで華やかな衣装を身にまとった変身した姿で舞台に現れました。

 しなやかなフラダンスの踊りを3曲披露していただき、目が覚める思いでした。

 また、「おむすび」について講演して回っている方に「おむすび」は人と人を、地域と地域を結ぶことにつながる言われを話していただき、耳を傾けて聞きました。

 みんなのテーブルに並べられたおむすびや豚汁は、どんどん皆のお腹に消えていきました。

 シャロームさんが用意してくださったお菓子釣りや射的で、子ども達はたくさんのおやつをゲットしました。

 今日はお腹も心も満腹、大満足でした。

 地域の方々とのとても楽しいひとときを過ごさせていただきました。本当にありがとうございました!!

七宝の会さんによる蕎麦打ちと防犯教室

2025-10-24
九月のとある土曜日、七宝会(福島県警OB)の方々によるそば打ちと防犯教室が行われました。子どもたちは、初めて目の前で本格的な蕎麦を打つところを見せてもらえるということで、とても楽しみにしていました。

 最初に七宝の会の方よりご挨拶がありました。七宝の会の方達は、みなさん元警察官だったそうです。そんな方たちの蕎麦打ちの腕前はプロそのものですが、なぜ麺は麺でも「蕎麦」なのか・・それは「蕎麦」だけに、自分の身近なところ、つまり「側」からアプローチをしていこうと思ったとのことで、思わずなるほどと思ってしまいました。

 ご挨拶に続き、いよいよそば打ちスタートです!

 子どもたちはみんな興味津々。七宝の会さんが鉢を使って蕎麦をこね始めると、小さい子たちは、身を乗り出し、必死に背伸びをしてのぞき込もうと必死でした。どうしても見えない幼児さんたちは、お兄さん・お姉さんに抱っこや肩車をしてもらって嬉しそうに見学していました。

そんな様子を見て「見えない!!」と小学生たちも背伸びをしており、こちらも特別に園長先生や理事長先生に抱っこしてもらって蕎麦打ちの様子が見えると、「見えた!」と声を上げ、とっても嬉しそうに見入っていました。

 最初はただのそば粉であったのに、七宝の会の方々が少しずつ水を入れてこねると、だんだんとそば粉が滑らかな丸い塊になってきます。そして、とってもいい香りがしてきました。

 七宝の会の鮮やかな手さばきと、目の前で次々と姿を変えていくそば打ちの技に、子ども達も職員の目も釘付けです。あまりに身を乗り出しすぎて倒れそうになる子もおり、腕を支えられている子どもまでいました。

 いよいよ蕎麦を伸ばしにかかると、均一に伸ばされていく様子に「こんくらいの厚さだよ!」と指で薄さを表現してくる子もいました。あまり見慣れない蕎麦包丁を見て「大きいね!」と見入っており、蕎麦を切り分けられてくると「今、〇人前!」とせっせと数えており、まだ食べる前から「お代わりしてもいいの?」と聞いており、「全部食べたいんじゃないの?」と声をかけられると「これ全部予約ね!」と笑ってこたえていました。

 また、子どもたちから次々に質問の声があがります。ある子は、緊張して少しモジモジしつつも、七宝の会さんに声をかけにいくと丁寧に質問にこたえてもらえて嬉しそうな笑みを浮かべていました。その際に「将来は何になりたいの?」と聞かれると「お蕎麦屋さん」と照れたようにこたえていました。目の前で初めて本格的な蕎麦打ちを目にして、憧れたようです。今度は自分が蕎麦を打ってみたいというのかもしれません。

 途中で、七宝の会の方から、来年道路交通法の改正があり、自転車にも青色切符がつくようになるとのお話がありました。青葉学園でも自転車通学をしている中学生たちがたくさんおり、私たちも自転車だからと気を抜かず、交通安全には気を付けないといけないと改めて思いました。

 蕎麦ができあがると待ちきれない様子でズズズっとすすり込み、あっという間に麺つゆまで残らず平らげてしまいました。そして、「お代わり食べたい人?」と声掛けに、子ども達から次々と手があがりました。

 最後に高校生の女の子からお礼の言葉がありました。なかなか手打ちの蕎麦を食べれないので貴重な体験であったこと、七宝の会の方の挨拶にもあった『蕎麦』だけに自分も身近な『側』の人を大切にしていきたいと話していました。七宝の会の皆さんのお蕎麦は、子どもや職員のお腹も心も満たしてくれる素晴らしい体験だったと思います。七宝の会の皆さん、本当にありがとうございました。


社会福祉法人 青葉学園
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