◆ 地域の風景は人生の宝
青葉学園を取り巻く土船地域は、吾妻連峰を臨む穏やかな曲線をおりなす盆地となっています。
正面玄関を出るとすぐに、桃畑、梨畑が両側に広がっています。春には、それはそれは見事なピンクの桃の花、白色の梨の花が、まるで絨毯のように見渡す限り広がります。
一日に何度この風景を見ても、桃源郷の世界に包まれたように心が満たされ、新鮮な感動を覚えるのが不思議です。
一日に何度この風景を見ても、桃源郷の世界に包まれたように心が満たされ、新鮮な感動を覚えるのが不思議です。
花々は、やがて小さな実をつけ、休むことなく日々少しずつ大きくなり、やがてその時が来ると立派に色づいた瑞々しい桃や梨の実がたわわになっているのを日々楽しむことが出来ます。
そのかたわらに、いつも農家の方々の働く姿を目にします。その成長の摂理を毎日自然な形で体験しながら、子ども達の心も同時に育まれているのを感じています。
四季折々に農家の方々から頂く愛情の結晶である桃や梨のおいしさを味わいながら、自然の恵み、さらに人々からの温かい心の恵みにも包まれてきました。
四季折々に農家の方々から頂く愛情の結晶である桃や梨のおいしさを味わいながら、自然の恵み、さらに人々からの温かい心の恵みにも包まれてきました。
◆ 地域とのふれ合い
初めてのサッカー観戦
2023-12-07
福島ユナイテッドFCさんからお声がけ頂き、とうほうみんなのスタジアムで行われた今シーズン最終戦にご招待いただきました。
Jリーグの試合を生で観戦するのは、どの子も今日が初めて。
スタジアムに近づくにつれて大きくなる応援の音にワクワクしながら、観戦席のあるスタンドへ向かいました。
広い広いスタジアムに両チームの応援が響く中、ピッチに近いところに座って観戦しました。選手たちの本気のプレーを生で見るのは、やはり迫力が違います。
始めはどのように応援したらよいのか戸惑っていた子も、次第に感覚を掴んで、太鼓のリズムに合わせて拍手や応援グッズで一緒になって応援していました。
ゴールに迫るプレーでは、「頑張れ」「惜しい!」の声も聞かれ、すっかりプレーに夢中になっている様子でした。
試合後、観戦席に挨拶をしに来てくれた選手がよく見えるよう、最前列まで移動して手を振って、素晴らしい試合を見せてくれたことへの感謝の気持ちを伝える子ども達の姿も見られました。
12月の寒さを忘れさせてくれるような熱い熱いプレーをたくさん見ることができ、スポーツのもつ魅力を改めて感じることが出来た一日でした。
ありがとうございました。
信陵ライオンズクラブさんとの交流会
2023-12-07
11月23日(木)勤労感謝の日に、恒例の信陵ライオンズクラブさんとの交流会がありました。
ライオンズクラブさんとの交流会は、今年で37年目。これまで長い間交流させて頂いておりますが、今年も機会を頂くことが出来ました。
子ども達が考えたライオンズクラブの皆さんのニックネームが書かれたネームプレートを渡しつつ、お互いに自己紹介をしたところで、交流スタート!
はじめは、完成したばかりの青葉学園地域交流ホール「いさごホール」でボッチャをして楽しみました。
子どもとライオンズクラブさんがチームになって協力し、勝利を目指しました。
狙ったところにボールが行くと「ナイス!」「オッケー!!」とお互いに笑顔で声を掛け合いながら和気あいあいとした雰囲気でゲームを楽しみました。
ゲームや記念撮影を通して仲良くなったところで場所を移動し、お昼ご飯を一緒に食べました。
「美味しいねぇ」「お腹いっぱいだぁ」と美味しいご飯を頂きながら、学校の話、趣味の話など会話にも花を咲かせ、こちらも楽しい時間を一緒に過ごすことが出来ました。
最後に、児童代表からお礼のあいさつをして閉会となりましたが、子ども達一人ひとりからも、お世話になったライオンズクラブの皆さんへ「ありがとうございました」「またね」の声が聞かれました。
子ども達がライオンズクラブさん達のあたたかなふれあいを通して思う存分、笑顔がはじけた1日となりました。
その子ども達の心もようが、今日の晴れやかな清々しい青空と重なりました。
ライオンズクラブの皆様、楽しいひとときを本当にありがとうございました。
救命講習
2023-12-01
コロナ禍で中断していた職員対象の救命講習を福島消防署西出張所の協力を得て4年ぶりに開催しました。
コロナ感染予防の為、人工呼吸を行わないことや小児も成人と同様の救命方法で良くなったことなど、いくつかの変更点をご指導いただきながら、5体の練習用の人形を使い、心肺蘇生法・AEDの演習を行いました。
演習は和やかな雰囲気で行われ、お互いに助言し合いながら手順を確認することができました。
久しぶりの救命講習でしたが、どの職員もきちんと心臓マッサージを行うことができ、指導者からお褒めの言葉をいただきました。
1分間に100回の心臓マッサージは体力的に大変で、居合わせた人々で協力しながら行うことが大切であることを確認しました。
また、演習後も職員から積極的に質問が出て、指導者から答えていただくことで疑問点を解決することができました。
講習を終えて、目の前に倒れている人がいたら、ためらうことなく救命講習は、どこでいつ誰のために必要になるか分かりません。
今回教えて頂いたことをいざという時に勇気を持って実践できるよう、しっかり心に留めておくことが大切です。
救命措置をしっかり身に着けるために、今後も定期的な救命講習を継続していきたいと思います。
青葉学園には地域の皆様にもいざという時に利用していただけるようにAEDを設置しております。
コロナ禍前は、この救命講習に地域の方々もお招きして実施していました。今回はコロナ禍もまだ落ち着かない中なのでお声掛けしませんでしたが、いざという時のために、今後また地域の方々も一緒に講習を受けられる機会を設けたいと考えております。その際には、皆様にもご参加いただけると幸いです。
土船ひまわりプロジェクト 感謝祭
2023-12-01
待ちに待った本館管理棟・地域交流ホールの新しい建物が10月末に出来上がりました。
木の香りが心地よく、あたたかさを感じる雰囲気の仕上がりです。
※ 地域交流ホールは創設者三尾砂(みおいさご)に因んで愛称「いさごホール」と命名されました。災害用避難所を兼ねたバリアフリーのホールです。
***
地域の方々へのお披露目を兼ねてNPO法人シャローム主催で行われたひまわりプロジェクトの収穫感謝祭が関係する多くの団体や地域の方々のご協力の下、「いさごホール」で開催されました。
シャロームの皆様と地域の方々が朝から腕を振るってこしらえて下さった愛情たっぷりの豚汁とおにぎりを頬張りながら、ひまわりの種まきをした際の和やかなひとときを収めたビデオ映像を大きなスクリーンで鑑賞しました。
地元の千秋会婦人部の方々によるフラダンスや手品、バルーンショー、クイズや輪投げなど、楽しい催しが盛りだくさんで、子どもも大人も手を叩いて大喜びしました。
広い交流ホールに約200人近くは集まってくださったでしょうか?美味しい食事を食べながら、会場も所狭しとはなりましたが、久しぶりの大きな催し物で、あちらこちらに『笑顔の花』が咲きほこりました。
これからも『いさごホール』が地域に役立ち、憩いの場所となっていくことを願っています。
心のこもったあたたかな収穫感謝祭を主催してくださったNPO法人シャロームとご協力頂いた皆様に感謝申しあげます。
CAPおとなワークショップ(地域セミナー)
2023-11-18
11月11日、青葉学園内に完成したばかりの新しい地域交流ホール(いさごホール)にて、CAP大人ワークショップ(地域セミナー)が開催されました。
参加者は少なかったのですが、そんな中でも和やかな雰囲気で行われました。
最初にCAPプログラムが誕生した経緯、CAPとはどのようなプログラムなのかとの説明がありました。CAPプログラム1978年にアメリカで小学生の女の子がレイプ被害を受けたことで地域全体に不安が広がり、そこで「安心・自信・自由」の3つの柱を持つCAPプログラムが誕生したそうです。
よく子どもを危険から守るために「~はダメ」と禁止の言葉を使うことが多いですが、CAPプログラムでは「~することができる」と禁止ではなく、子どもが自分を守るために自らができる選択肢を与えられることが大きな特徴です。子ども自身が行動を選択できるため、過度に萎縮させることなく、自分自身を守る行動を身に着けることができます。説明を聞きながら参加者の方は大きくうなづきながら参加されていました。
今回のCAPおとなワークショップでは、そうしたCAPプログラムの背景だけでなく、実際に子どもが受けるCAPワークショップも体験することができました。子どもワークショップは、発達段階にあったプログラムがあり(就学前・小学生・中高生)、劇などを通して分かりやすく学ぶことができます。
今回のワークショップでは、学校のお友達から無理やりカバンを持たされそうになったら・・との設定で劇を行いました。お友達に相談し、無事にカバンを持たされることを断ることができました。子ども役になった参加者の方も劇に参加し、実際に子どもたちが受けるワークショップを体験してもらいました。途中で子ども時代の話などもしながら、時々笑い声もあがり、とても楽しい雰囲気の中実施できていました。
また、CAPワークショップでは、『告げ口』と『相談』の違い、被害を受けそうになった時の『特別な叫び声』など、興味深い内容なども学ぶことができます。また、中高生ワークショップでは、デートDVなども取り扱います。どの内容も、これから生きていく子ども達にとって大切な内容です。
青葉学園では、定期的に全職員と子どもがこのCAPプログラムを勉強しています。
子ども同士で何かトラブルが生じた際なども、CAPで学んだことを使って話をすることもあります。そうした意味で、子どもだけが学ぶのではなく、大人も子どもも共通言語としてCAPプログラムを学ぶことの意義を感じています。
今回は、青葉学園での開催ということもあって、なかなか施設に足を運びにくいということもあったかもしれませんが、ぜひ一緒に学ぶ機会を持てれば幸いです。
今回CAPおとなワークショップを開催した会場となった地域交流ホール(いさごホール)は、地域の方々にもお使いいただけるように作られた建物です。災害などの際には、避難所としても利用する予定です。地域の方々が気軽に青葉学園にもお越し頂けるようになるといいなと思っています。
※ 地域交流ホール(いさごホール)
いさごホールの名称は、青葉学園の創設者である三尾砂(みおいさご)の名前に由来しています。災害時の避難場所をはじめ、地域の方々にもお使いいただけるように建てられました。令和5年11月に完成した建物です。
いさごホールの名称は、青葉学園の創設者である三尾砂(みおいさご)の名前に由来しています。災害時の避難場所をはじめ、地域の方々にもお使いいただけるように建てられました。令和5年11月に完成した建物です。
